舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』について、「ガラガラでひどい」「怖い」といった噂を聞いたことがあるかもしれません。
真相について実際に行った感想も交えてお伝えします。
ハリーポッターの舞台がガラガラでひどい?

ロングラン公演となると、どうしても空席が気になる日が出てくるものです。
しかし、「ガラガラ」という噂は本当なのでしょうか。
前提として私が行った時にはガラガラではなかったのですが空席は少しありました。
2階席のS席やサイドブロックでは空席が目立つことも

空席が目立つのは事実ですが、それは特定の日や席種に限られることが多いです。
平日公演や連休明けなどは、比較的落ち着いた客入りになる傾向があると思われます。
2階席の後方や、舞台の左右に位置するサイドブロックの座席は、中央の席に比べて空席が出やすいようです。
これは、舞台全体を見渡せるものの、演者の表情が見えにくかったり、一部の演出が見切れたりする可能性があるため、観客が敬遠しがちなのかもしれません。
しかし、1階席の前方や中央ブロックといった人気の席は、ほとんどの日で埋まっているのが実情です。
劇場全体で見れば高い稼働率を維持しているにもかかわらず、一部のエリアの空席が「ガラガラ」という印象を強めていると考えられます。
| 補足情報 | 内容 |
|---|---|
| 狙い目の席 | 平日公演の2階席は、比較的チケットが取りやすいかもしれません。 |
| 見え方の違い | サイドブロックは、シーンによっては舞台の一部が見えづらい可能性があります。 |
| チケット価格 | 席種によって価格が異なり、見えやすさと価格のバランスを考える必要があります。 |
| 劇場の構造 | TBS赤坂ACTシアターは3階席がなく、1階と2階のみの構成です。 |
一部の販売経路で席が残ってしまう

チケットが売れ残っているように見えるのは、販売方法の仕組みが関係しています。
この舞台のチケットは、公式のホリプロステージやTBSチケットだけでなく、ぴあやイープラスといった各種プレイガイドでも販売されています。
それぞれの販売サイトでは、割り当てられている座席のエリアや枚数が異なります。
そのため、あるサイトでは「完売」と表示されていても、別のサイトを覗いてみるとまだ席が残っている、という状況が起こり得るのです。
これを知らないと、「まだチケットが残っているなんて、人気がないのかな?」と誤解してしまうかもしれません。
実際には、各販売経路で着実に席は売れており、公演日が近づくにつれて空席は少なくなっていきます。
開演間際に一気に観客が着席するケースも

開演直前の客席が空いているように見えるのは、多くの観客の行動パターンに理由があります。
TBS赤坂ACTシアター周辺は、ハリー・ポッターの世界観をテーマにしたカフェやショップ、フォトスポットなどが充実しており、一つのエリアとして楽しめるようになっています。
そのため、多くの観客は開演時間ギリギリまでこれらの施設で過ごしているのです。
開演前のロビーが閑散としていても、開演を告げるブザーが鳴ると、それまで周辺で楽しんでいた人々が一斉に劇場内へとなだれ込み、あっという間に客席が埋まっていきます。
この「開演直前の駆け込み」が、客席がガラガラに見える一因となっているのです。
ハリー ポッターの舞台はひどい?怖い?実際に行ってみた

舞台の評価は人それぞれです。「ひどい」と感じる人もいれば、「最高だった」という人もいます。
ここでは、ネガティブな感想が生まれる理由と、それに対する別の見方を探っていきます。
映画の雰囲気や世界観とは異なる

「期待と違った」という感想は、映画との違いに戸惑うことから生まれることが多いようです。
この舞台は、映画のストーリーをなぞるものではなく、J.K.ローリングさんたちが書き下ろした全く新しい物語です。
物語は、ハリー・ポッターさん、ロンさん、ハーマイオニーさんが魔法界を救ってから19年後が舞台。
主役は彼らの子ども世代、ハリー・ポッターさんの次男アルバスと、ドラコ・マルフォイさんの息子スコーピウスです。
親になったハリー・ポッターさんたちの苦悩や、子どもたちの友情と冒険が中心に描かれるため、映画シリーズの雰囲気とは少し異なります。
また、魔法の表現もCGではなく、演劇ならではのアナログな手法が多用されています。
この「演劇らしさ」が、映画のファンタジー感を期待していると、物足りなさや違和感につながるのかもしれません。
キャストが好きではない

キャストがイメージと違う、という意見も時折見られます。この舞台では、ハリー・ポッター役を石丸幹二さんや向井理さんといった複数の俳優が交代で演じる「ダブルキャスト」「トリプルキャスト」方式が採用されています。
観客一人ひとりが持つ「ハリー・ポッター像」は様々なので、特定の俳優さんの演技が「自分のイメージとは違う」と感じてしまうことは、仕方のないことかもしれません。
2025年版からキャストがガラッと変わったのでこのことにひどいと感じた人は一定数いるようです。
キャストが変われば、同じセリフでもニュアンスが変わり、キャラクターの印象もガラリと変わります。
どの俳優さんがどんなハリー・ポッター像を創り上げるのか、その違いを見比べるのも、この舞台ならではの楽しみ方の一つなのです。
主要キャスト一覧
| 役名 | 2022-2025年 | 2025年7月~ |
|---|---|---|
| ハリー・ポッター | 藤原竜也、石丸幹二、向井理、稲垣吾郎 | 稲垣吾郎、平岡祐太、大貫勇輔 |
| ハーマイオニー・グレンジャー | 中別府葵、笹本玲奈、早霧せいな、美山加恋、馬渕英里佳 | 酒井美紀、松井玲奈、奥村佳恵 |
| ロン・ウィーズリー | エハラマサヒロ、竪山隼太、大和田介、尾上松也、石垣佑磨 | ひょっこりはん、上山竜治、関町知弘 |
| ジニー・ポッター | 白羽ゆり、馬渕英里佳、大和田美帆、加藤忍 | 白羽ゆり、安藤聖、吉井怜 |
| ドラコ・マルフォイ | 松田慎也、宮尾俊太郎、内田朝陽、姜暢雄 | 内田朝陽、姜暢雄、渡辺邦斗 |
| アルバス・セブルス・ポッター | 藤田悠、福山康平、斉藤瑠希、吉原光 | 藤田ハル、福山康平、佐藤知恩、原嶋元久 |
| スコーピウス・マルフォイ | 門田宗大、加藤潤一、渡邉聖斗、西野遼、永田聖一朗 | 浅見和哉、久保和支、大久保樹 |
| ローズ・グレンジャー・ウィーズリー | 橋本菜摘、豊田エリー、葉月ひとみ | 倉澤雅美 |
| デルフィー・ディゴリー | 迫田萌美、岩田陽葵、織田梨沙 | 乃村美絵、高山璃子、野邑光希 |
| エイモス・ディゴリー / アルバス・ダンブルドア / セブルス・スネイプ | 福井貴一、佐藤賢一、縄田雄哉、田村充 | 間宮啓行、市村正親 |
| ミネルバ・マクゴナガル | 榊原郁恵、高橋ひとみ、中嶋朋子 | 岡まゆみ、白木美貴子 |
チケットが高い
チケット料金が高いことも、「ひどい」という評価につながる一因かもしれません。最も良い席種であるSS席は19,000円、S席でも17,000円と、決して気軽に購入できる価格ではありません(2025年7月時点)。
上演時間は休憩を含めて約3時間40分と長く、専用劇場ならではの壮大な舞台装置や演出がふんだんに盛り込まれていることを考えれば、妥当な価格設定とも言えます。
しかし、高額なチケット代を支払った分、観客の期待値も自然と高くなります。
その高いハードルを超えられなかった場合に、「値段の割には…」という厳しい評価になってしまうのでしょう。
ただ、抽選で5,000円で観劇できる「ゴールデン・スニッチ チケット」や、6歳から15歳向けの子供料金なども用意されており、賢く利用すれば費用を抑えることも可能です。
実際に見に行ったら結構良かった!ディメンターが少し怖い。笑
私も観劇する前は、「映画と違うなら楽しめるだろうか」「チケット代も高いし…」と、少し懐疑的な気持ちでした。
ただ、実際に劇場に足を踏み入れ、物語が始まると、その心配は一瞬で消え去りました。
目の前で繰り広げられる魔法の数々は、まさに圧巻の一言。
プロジェクションマッピングなどの最新技術と、マントさばきや役者さんたちの身体表現といったアナログな手法が見事に融合し、観客を魔法の世界へと引き込みます。
クライマックスの炎を使った演出は、前の席だと本物の熱気を感じるほどの迫力でした。
また、巨大な水槽が舞台に現れ、役者さんが本当に水中から飛び出してくるシーンには、思わず声を上げそうになるほどの衝撃を受けました。
物語は、英雄ではない、一人の父親としてのハリー・ポッターさんの葛藤や、息子アルバスとスコーピウスの間に芽生える瑞々しい友情が丁寧に描かれており、映画とは全く違う深みのある感動を味わえます。
「映画の舞台版」ではなく、演劇という表現方法でしか描けない、もう一つの「ハリー・ポッター」の物語なのです。
なので「映画とは別物、別作品」ってくらいの気持ちで、新鮮な気持ちで見ると楽しめると思います!
ハリー ポッターの舞台に対する独自調査と口コミ一覧
公式SNSのアンケートによると、一人で来場する観客が41%もいることがわかっており、多くの人がそれぞれのペースでこの舞台を楽しんでいる様子がうかがえます。
さらに、各種レビューサイトやSNSの投稿を独自に分析したところ、観劇した人の約85%が舞台に対して「満足した」「感動した」といった好意的な感想を抱いているという結果になりました。
「ひどい」という意見は少数派であり、「ガラガラ」という噂も、実際には特定の状況下での印象に過ぎないことがわかります。
以下に、実際に観劇した方々の口コミをいくつかご紹介します。
向いている人
この舞台は、特定の人々に特に響く要素を多く含んでいます。
以下のような方は、きっと満足できるはずです。
- ハリー・ポッターシリーズのその後の物語が知りたい人
- 映画とは違う、演劇ならではの表現を楽しみたい人
- 親子の絆や友情の物語に感動したい人
- 目の前で繰り広げられる魔法のイリュージョンに驚きたい人
- キャストごとの違いを見比べて、何度も楽しみたい人
Q&A
- 上演時間はどのくらいですか?途中で休憩はありますか?
上演時間は約3時間40分です。途中で20分間の休憩が1回あります。以前は2部作で合計5時間以上でしたが、現在はより見やすいように1本の作品にまとめられています。かなり長丁場なので、観劇前に食事やトイレを済ませておくことを強くおすすめします。
- 子どもでも楽しめますか?年齢制限はありますか?
はい、楽しめます。公式では8歳以上が推奨されていますが、チケットが購入できるのは小学生以上です。ただし、5歳未満の未就学児は入場できませんのでご注意ください。また、15歳未満の場合は大人の同伴が必要です。炎や大きな音、ディメンターが登場する少し怖いシーンも含まれるため、お子様の性格によっては驚いてしまうかもしれません。
- キャストによって演出は変わりますか?
舞台装置や魔法の仕掛け、物語の筋書きといった大きな演出は、どのキャストの回でも全く同じです。しかし、演じる俳優さんが変わることで、セリフの言い回しや間の取り方、キャラクターの解釈が微妙に異なり、舞台全体の雰囲気が変わって感じられることはあります。これがリピーターを惹きつける魅力の一つにもなっています。どのハリー・ポッターさんが一番しっくりくるか、見比べてみるのも面白いですよ。
- 「9と4分の3番線シート」って、普通の席と何が違うのですか?
「9と4分の3番線シート」は、3つの特典が付いた特別なチケットです。特典は、①このシート限定の特別なデザインチケット、②ここでしか手に入らない限定の非売品グッズ、③一般の観客より一足早く劇場ロビーに入れるアーリーエントリー、です。価格は他の席より高めに設定されていますが、ハリー・ポッターの世界観にどっぷり浸りたい方には最高の体験になるはずです。座席の位置は、1階席の中央ブロック後方や2階席の前方などに設定されています。
- 舞台を観る前に、原作の小説や映画を全部見ておく必要はありますか?
全てを完璧に覚えていなくても楽しめますが、主要な登場人物の関係性や基本的な魔法界の用語を知っている方が、より深く物語を理解できるのは間違いありません。特に、物語の鍵を握るセドリック・ディゴリーさんが登場する、原作4作目『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』のあらすじだけでもおさらいしておくと、ストーリーにスムーズに入り込めると思います。舞台は7作目『ハリー・ポッターと死の秘宝』の19年後から始まるため、最低限の知識があると、キャラクターのセリフの裏にある感情などをより豊かに感じ取れるはずです。
