新福菜館ですが検索に「まずい」との文字が。
実際のところどうなのか元料理人が調査、紹介します。
新福菜館がまずい?微妙との声はなぜ?

京都と東京に店を構えている新福菜館ですが、一定数厳しい声が上がっていました。
見た目が濃いわりに薄い?
醤油ベースの黒いスープが特徴ですが、その見た目に比例しない味の薄さが好ましくないと感じる方が多い印象でした。
鶏ガラや豚骨をじっくり煮込んだもので、濃厚でありながらもさっぱりした後味が、黒いスープからイメージする味の濃さとは違うように感じる方が多いのではないでしょうか。
最後まで濃厚なスープが好きな方には、少し物足りなさを感じる可能性もありますね。
接客がまちまち?
いくつか店舗を構えているので、バラつきはありますが、接客があまり良くないと感じる方も一定数いらっしゃいました。
店員さんの態度が無愛想であったり、雑と感じている方が多い印象でした。
新福菜館は老舗のラーメン屋さんで、行列ができるほど忙しく、なかなか店員の教育まで手がまわらないのではないでしょうか。
味だけでなく接客などのお店の雰囲気も食事をする側として大切なポイントなので、なにか感じた場合は直接伝えたほうがよさそうですね。
焼き飯の味が濃い?
人気メニューである焼き飯の味が濃いという意見が一定数ありました。
焼き飯は、ご飯に醤油をしっかりと絡めて炒めているため、醤油の風味がしっかりと感じられ、コクがあります。
また、具材の玉ねぎやチャーシューも、醤油で味付けされているため、全体的に味が濃くなるのではないでしょうか。
味の濃さは人によって好みが別れるものなので、一概に濃いとは言い切れませんが、頼む際は濃く感じる可能性があることを考えておいたほうがいいですね。
新福菜館と第一旭はどっちがおすすめ?
京都駅近くの「たかばし」と呼ばれるエリアには、京都ラーメンを代表する二つの老舗「新福菜館 本店」と「本家 第一旭 本店」が隣接して店を構えています。
両店は創業から長きにわたり地元民や観光客に愛され、連日長蛇の列ができる人気店として知られています。
「新福菜館」は1938年創業の京都最古参のラーメン店で、見た目が真っ黒な醤油スープと、同じく黒い「ヤキメシ(炒飯)」が特徴です。
一方、「本家第一旭」は1947年創業で、豚骨をベースにした澄んだ醤油スープの正統派ラーメン。
両店は味わいやメニュー構成、雰囲気が対照的でありながら、どちらも高い評価を得ています。
ざっくり向いている人をまとめてみました。
| 向いている人のタイプ | 新福菜館本店 | 本家第一旭 本店 |
|---|---|---|
| インパクトのある個性的な味を求める人 | ◎(漆黒のスープは唯一無二の体験) | 〇(王道ながら力強い旨味がある) |
| ラーメンと一緒にチャーハンも楽しみたい人 | ◎(ヤキメシはもう一つの主役であり、セットでの満足度が非常に高い) | ×(メニューはラーメンが中心) |
| 純粋にラーメンそのものを味わいたい人 | 〇(独特のスープは魅力的) | ◎(ラーメン一本で勝負しており、スープ、麺、具材のバランスが秀逸) |
| 朝早くからラーメンを食べたい「朝ラー」派 | ×(営業は9時から) | ◎(朝6時から営業しており、「朝ラー」の聖地) |
| 醤油の香ばしさや深いコクを重視する人 | ◎(濃口醤油の風味と香りが際立つ) | 〇(醤油のキレが特徴だが、主役は豚骨とのバランス) |
| 豚骨の旨味と醤油のキレのバランスを好む人 | 〇(鶏ガラと豚骨のベースに醤油が強く主張) | ◎(澄んだ豚骨の旨味と醤油のキレが見事に調和) |
| 京都ならではの非日常感を味わいたい観光客 | 〇(黒いスープは観光の思い出になる) | ◎(「わざわざ食べに来た感」があり、王道の京都ラーメン体験ができるとの意見あり) |
| 日常的に食べたくなるような、しみじみとした味を求める人 | ◎(見た目より優しく、日常的に食べたい味との意見あり) | 〇(旨味が強く、毎日食べるには少し疲れるという意見も) |
新福菜館の良い口コミ1:キレのある美味しさ
味の濃さなどに一定数厳しい意見はあったものの、やはりその美味しさに満足する声がたくさんあがっていました。
コクのあるスープ
見た目とは違ってまろやかでありながら、コクがしっかりあって絶品という声が多い印象でした。
新福菜館のスープは鶏ガラと豚骨をじっくり煮込むことで、旨味が溶け出して、コクのあるスープになっています。
見た目が黒いスープなので、しょっぱいのでは?と思う方も少なくないですが、一口飲めばそのまろやかさとコクのある味わいに驚くはずです。
スープによくあうもちもち麺
中太ストレート麺が特徴で、コシがあり、もちもちとした食感を楽しめるほか、ストレート麺がスープに良く絡んで美味しいとの声がたくさんあがっていました。
コシがあると食べ応えもありますし、スープに負けないくらい麺も存在感があると、まとまりがあって美味しいですよね。
チャーシューがジューシー
スープと麺はもちろん大事ですが、チャーシューが美味しいとそのラーメン屋さんのこだわりを強く感じる方も少なくないのではないでしょうか。
新福菜館のチャーシューはジューシーで美味しいと好評でした。
チャーシューをジューシーに作り上げるには、素材の選定から調理まで丁寧な作業が必要です。
好きな方はチャーシュー丼も頼んでいる方も多いのではないでしょうか。
新福菜館の良い口コミ2:コスパが良い
値段以上にクオリティの高さや、量を多く感じる方が多く、コスパが高いと感じている方が多い印象でした。
ボリュームがすごい
新福菜館のラーメンは麺も具材も量が多くて、食べ応えがあるとの声が多く上がっていました。
中太のもちもちとした食感の麺や、たっぷり乗ったチャーシューが、ボリュームがあって満足感を感じられるはずです。
麺が多いのはもちろん嬉しいですが、ぱっと見でわかる具材の量が多いと、食べるのも楽しみになるのではないでしょうか。
見た目のバランスは、思っている以上に食べるうえでとても大切で、より一層美味しさを感じられるはずです。
価格が安い
セットメニューが安くてボリュームがあると好評の声がたくさんあがっていました。
前述と重複してしまいますが、値段以上にボリュームがあると嬉しく感じる方は多いのではないでしょうか。
単品だけでは物足りない方や、他のメニューも食べたい方にはおすすめです。
ただ、店舗によっては取り扱っていないメニューや、数量限定である場合もあるので、心配な方は事前に確認してみてくださいね。
新福菜館の人気メニューを紹介
老舗の味わいが人気の新福菜館。
中でも人気のメニューをいくつか紹介したいと思います。
中華そば
豚骨と鶏ガラをじっくり煮込んだスープが特徴で、醤油の風味がしっかりと感じられ、濃厚ながらも後味はあっさりとしています。
豚骨の旨味と鶏ガラの旨味がバランスよく融合したコクのあるスープに、麺は中太のストレート麺で、相性が抜群です。
焼き飯
中華そばに負けないくらい見た目が黒いのが特徴的で、シンプルな醤油ベースの味付けは、ご飯の旨味と香ばしさをしっかりと味わうことができます。
セットメニューだと小サイズになりますが、こちらも小サイズとは思えない量が盛られているので、さらにお腹いっぱい食べたい方は並盛がおすすめです。
値段も600円(2023年9月現在)とリーズナブルでコスパもいいですね。
特大新福そば
新福菜館の看板メニューである「中華そば」のボリュームアップ版です。
麺量は、並盛りで400g、大盛りで500gと、通常の中華そばの2倍以上です。
見た目にもインパクトがあり、ボリューム満点のラーメンです。
新福菜館はどんな人に向いている?
京都を代表する老舗中華そば屋さん、新福菜館。
醬油ベースの黒い濃厚スープが特徴的ですが、その見た目からは想像できない、旨みとコクがしっかりありながら、後味はさっぱりしている味わいがクセになります。
中太のストレートの麺もスープとの相性が良く、もちもちとした食感も美味しさを引き立ててくれます。
味の濃さや麺の食感などは好みもあるので、厳しい声が一定数あったものの、美味しいと絶賛する声が圧倒的に多くありました。
麺やスープだけでなく、具材も多くボリュームがあるのでコスパも高いです。
京都だけでなく、東京にもいくつか店舗を構えているので、関東地域の方も訪れやすいのではないでしょうか。
キレのある醤油ラーメンが好きな方はもちろん、お腹いっぱい食べたい方にはセットメニューもあるので、気になる方は是非一度足を運んでみてください。








