病みつきになるお菓子「ぶこつ」ですが生産終了や製造終了などの噂があるようです。
今回はそんな噂を調査しました。
ぶこつが販売終了?生産終了の声はなぜ?
ハッピーターンや柿の種など、長年愛され続ける商品を製造している亀田製菓。
様々な商品ラインナップがある中で、「ぶこつ」が店頭に並んでいないことから、製造が終わってしまったのではという声が高まっています。
一体、どうして亀田製菓から「ぶこつ」が売り出されていないのか、公式サイトのほか、ネットでの声を探してみました。
製造終了、販売終了について亀田製菓からの正式な発表はなく、突如として製造終了になっていたようです。
ここからは、製造終了について考えられる理由を、いくつか整理してみました。
タイ産もち米の問題!?
原材料にタイ産のもち米を使用している、亀田製菓の「ぶこつ」。
米どころ新潟に工場があるにもかかわらず、新潟の米ではなくタイ産のもち米を使用しているのは、不思議に感じますね。
1970年に始まった減反政策。
2018年に終了しましたが、減らされた作付面積のままでも収入を得られるようにと、ブランド米を作る農家が増えたことで、業務用の米が不足していきました。
国の政策の影響やコスト事情、味の面からも、「ぶこつ」の製品化にはタイ産のもち米がベストと判断して、亀田製菓は原材料に採用したのではないでしょうか。
しかし、この減反政策が引き起こした業務用米不足の問題が、亀田製菓だけでなく米を扱う企業にとって、国内産だけに頼るのは厳しい状況になってしまったとも考えられます。
そこから輸入に頼らざるを得なくなり、タイ産のもち米の需要が高まったことで、亀田製菓の「ぶこつ」の製造が難しくなったということかもしれません。
プラごみ削減の目標!?
2020年7月、一人の高校生が、家庭内で出る食品の包装のプラごみの多さに驚き、トレーなどの過剰な包装が本当に必要なのか疑問に感じたことから、大好きな亀田製菓とブルボンに対して、「お菓子の過剰包装」をなくすための呼びかけを、オンライン署名サイト「Change.org」にて行い、集まった18,905人分の署名をそれぞれの企業に提出しました。
「高校生がでしゃばるな」など厳しい批判や誹謗中傷を受け、心折れそうなときに亀田製菓の担当者から、「想いは理解しているので、ネットに惑わされないでください。署名提出を楽しみにしています。」とのメッセージが、高校生を勇気づけました。
署名提出時に行われた意見交換の際に、亀田製菓は2030年までに全商品の包装をスリム化し、トレーをなくすなどの環境に配慮する目標があることを説明。
この環境への配慮という観点から、個包装で商品化していた「ぶこつ」は、一旦販売をリセットする必要があると、亀田製菓側が考えた可能性もありそうですね。
新商品で勝負!?
揚げたおせんべいジャンルの「堅ぶつ」、かたいおせんべいジャンルの「技のこだ割り」などを販売している亀田製菓から、新商品の「がんこ一滴」が登場しました。
国産のもち米を使い、たまり醤油ブレンドがまだらに染み込んだ揚げ餅になっています。
「ぶこつ」の商品路線と類似している「がんこ一滴」。
タイ産のもち米から国内産に切り替えるなど、試行錯誤の上にたどり着いた「がんこ一滴」の販売を強化するために、あえて「ぶこつ」から製造撤退したと考えることも出来そうですね。
「がんこ一滴」も美味しいけれど、やっぱり「ぶこつ」が恋しいという声もありました。
ぜひ、亀田製菓には「ぶこつ」を愛してやまないお客様の為に、製造復活も検討していただきたいですね。
ぶこつはどこで買える?
生産終了してしまっている亀田製菓の「ぶこつ」。
購入できる場所はあるのか検索してみたところ、公式サイトはもちろんのこと、大手ネットショッピングも軒並み在庫なしでした。
ただ、以下の店舗で見かけた情報はあるようです。
- 西友
- マミーマート
- サンドラッグ
- ドラッグストアセキ
- ハーツつるが
- オーケー
- ビックハウス
- トライアル
- コープみらい
- カスミ
- マルエツ
- 相鉄ローゼン
- とりせん
- 東武ストア
確かに、生産終了しているので、購入できることの方が奇跡ですよね。
もしかしたら、在庫があればネット通販にあがってくる可能性も無くはないですが、なかなか難しいかもしれません。
通販以外、入手方法が無いと思っていたら、運よく店舗で購入できたという方のポストも発見しました。
2023年2月6日の投稿ですので、はたして今、購入できるのか。
可能性は限りなくゼロに近いですが、諦めずにおせんべいコーナーを歩く時には、隅々までチェックしてみてはいかがでしょうか。
ここまで「ぶこつ」が人気な理由って?
生産終了のため、今や幻の米菓となってしまった亀田製菓の「ぶこつ」。
美味し過ぎると絶賛する声があがっていたので、いくつかピックアップしてみました。
止まらない美味さ
美味し過ぎて、食べたら止まらなくなると絶賛された亀田製菓の「ぶこつ」。
堅いのにホロっと崩れるような食感と、しみ込んだ醤油味が、まさに焼き餅のようで際限なく食べてしまうとの口コミもありました。
市販されている米菓類の中ではダントツに好きです。近所のスーパーになく、遠くのスーパーに置いてあっても高いので、こちらで見つけて何度かリピートしました。堅いようなほろほろくずれるような絶妙な食感と、しっかり味がしみたしょうゆ味。まさに焼いたお餅を食べているようです。ただ、こちらでまとめ買いすると際限なく食べてしまうので、たまに注文を休むようにしています(笑)。
(引用:Amazon)
どれほど美味し過ぎるのか味わってみたいですが、製造していないのが非常に残念ですね。
癖になる味
ザクザクとしたクリスピー感たっぷりの食感と、絶妙な醤油の絡み具合が病みつきになると、高評価な声が集まっていた亀田製菓の「ぶこつ」。
タイトル通り、旨みがある揚げ餅です。
やみつきになる、適度な醤油辛さと食感の組み合わせが絶妙。(引用:Amazon)
気付けば、一つまた一つと止まらなくなる「ぶこつ」。
奇跡の「ぶこつ」に、再び出会える日が来たらいいですね。
まだら感がたまらない
愛らしい「ぶこつ」さ
マーブル模様?の立体的なお煎餅。
ガリガリとした歯応えで食べごたえあり。所々でお米の粒も感じられます。
お醤油が染みているところと、そうでないところ、それぞれで美味しい。かつ同時に食べても美味しい。(引用:もぐナビ)
味を均一に染み込ませるのではなく、「ぶこつ」らしさを表現するため、あえて斑に醤油をしみこませているのが良いと評価された声がありました。
ジュワっと醤油味
醤油が染み込んでる部分と、染み込んでない部分があるので、一口一口が一定の味ではないのがいいですね。醤油の部分は、割と濃い味付けなのですが、味のついてない所が合わさって調度よくなります。サイズが大きくて食べ応えあります。食べたときに旨みがジュワっとでる感じ。(引用:もぐナビ)
どこか懐かしく、噛めば噛むほど旨味を感じる亀田製菓の「ぶこつ」。
いつの日か、購入出来る時が来ると良いですね。
ぶこつ(亀田製菓)についておさらい
新潟県にある亀田製菓が製造販売していた「ぶこつ」。
「ざくっと味わうお餅の風味」を明記したパッケージに、個包装の揚げ餅が19個入った商品です。
タイ産のもち米ともち粉を使用し、豪快に割れたひびから、タップリと「しみ込みしょうゆ」がしみ込んだ、香ばしく噛み応えのある厚切り揚げ餅です。
亀田製菓の歴史を調べてみました。
1946年、亀田郷農民組合を立ち上げ、水飴の製造を開始。
1950年には、亀田郷農民組合を法人化して、亀田町農産加工農業協同組合を設立して、水飴の製造から米菓へと転換。
1957年に亀田町農産加工農業協同組合を母体として、亀田製菓株式会社が設立され、本格的に米菓メーカーとしてスタート。
サラダホープに続き、ピーナツ入りの柿の種、ハッピーターンなど、ヒット商品を生み出していきました。
亀田製菓から販売されていた「ぶこつ」。
いつの日か再版される時があったなら、あのカリッとした噛み応えと、しょうゆの旨味を堪能したいですね。
ぶこつはどんな人に向いている?
今回は、亀田製菓が製造販売していた米菓「ぶこつ」について、ご紹介しました。
残念ながら製造を終了してしまった「ぶこつ」。
堅さがありながら、軽い口当たりと不揃いにまぶした醤油味のバランスが絶妙で、やみつきになる美味しさだと大絶賛されていました。
美味しい米菓をたくさん作り出している亀田製菓ですが、「ぶこつ」を食べたい、恋しいと求める声があがっています。
多くの方々の再販を願う声が亀田製菓に届いて、いつの日か近くのスーパーやネット通販で、気軽に購入できる日が来ると良いですね。
それまでは、亀田製菓の他の商品を、色々と味わってみて下さいね。