今回はキャセイパシフィック航空に対する声を調査しました。
キャセイパシフィック航空が「危ない」との声はなぜ?
香港を拠点とするキャセイパシフィック航空ですが、ネット上では「危ない」といった声があがっているようです。
航空事故・重大インシデントがあった?
2024年8月には、香港発のA330型機が離陸滑走中にエンジンから爆発音があり、離陸を中止するトラブルが発生。
2024年9月2日には、エアバスA350型機でエンジン燃料ホースの不具合に起因するエンジン火災(飛行中に発生、香港へ引き返し)が発生し、広範な損傷につながる可能性があったと香港の航空事故調査当局(AAIA)が報告しました。
これを受け、同型機の点検と部品交換が行われました。
もう少し過去の話ですが2010年4月13日にスラバヤで搭載した燃料の汚染が原因で、香港国際空港への着陸進入中に両エンジンの制御が困難になりました。
パイロットは通常より高速での緊急着陸を成功させましたが、機体は損傷し、緊急脱出時に乗客57名が負傷(うち1名重傷)しました。
低空飛行?
低空飛行で危険。 12/20、午後1325東京タワー上空をキャセイパシフィックのB-747が南から進入。 かなり低空飛行でビックリしたのですが、いったい何なのでしょうか? 数年前、チャイナエアラインのチャーター便が羽田へのフェリー飛来時には東京タワーを低空でかすめ、かなり問題になってました。 どなたか詳しい方ご教示下さい。
(引用:Yahoo!知恵袋)
キャセイパシフィック航空が低空飛行をしていたことに、「危ない」と感じたとの口コミが挙がっていました。
この際の低空飛行は使用滑走路が変更となり、着陸直前のキャセイパシフィック航空が着陸を取りやめたことが原因のようです。
また、2016年10月1日に大型旅客機B747型機が退役したのを記念して、8日午前10時に同機を香港市街地のヴィクトリアハーバーで低空飛行させるイベントを開催しました。
香港メディアの報道によると、ヴィクトリアハーバーでの旅客機の低空飛行は2007年9月にデビュー前の超大型旅客機、A380型機がデモ非行を行って以来とのことで、この際の飛行高度は1000フィート(約305m)だったとのことです。
退役記念イベントとして注目されていたようですが、実際に低空飛行を目の当たりにすると危険と感じてしまうでしょう。
「危ない」との声が挙がっているキャセイパシフィック航空ですが、実際にはネガティブな声は上記以外に見当たりませんでした。
反対に、「安全」「最高評価されている」などと高評価な声が多く寄せられていたので、総合的に見ると高評価な航空会社であることが分かります。
キャセイパシフィック航空はなぜ安い?
キャセイパシフィック航空の航空券が安価に見られる主な理由は、香港をハブとする乗り継ぎ便の価格設定、サービスを限定した「ライト」運賃の導入、そして定期的なセールやキャンペーンの実施にあります。
乗り継ぎ便は、直行便と比較して所要時間が長くなるなどの不便さがあるため、価格が抑えられる傾向にあります。
また、「ライト」運賃は、受託手荷物の制限や有料の事前座席指定などにより、基本的な移動ニーズに応えつつ低価格を実現しています。
- ライト (Light)
最も安価な運賃タイプです。受託手荷物は1個(23kgまで)のみ無料で、事前座席指定は有料となります。手荷物が少ない旅行者や価格を最優先する旅行者に向いています。 - エッセンシャル (Essential)
受託手荷物が2個(各23kgまで)無料となり、無料の事前座席指定(通常席)が含まれます。家族旅行や長期旅行に適しています。 - フレックス (Flex)
受託手荷物2個、無料の事前座席指定(プリファード席や足元の広い席も含む)に加え、無料でのフライト変更が可能など、最も柔軟性の高い運賃タイプです。
さらに、同社は頻繁に割引キャンペーンを実施しており、タイミングによっては非常にお得な価格で航空券を購入できます。
ただし、キャセイパシフィック航空は高品質なサービスを提供するフルサービスキャリアであり、常に安価というわけではなく、路線や時期、運賃タイプによっては他の航空会社より高価になる場合もあります。
簡単にですが、他航空会社と比較してみました。
航空会社 | 価格帯(傾向) | 価格に影響する主な要因 | サービスレベル | 主な特徴・注意点 |
---|---|---|---|---|
キャセイパシフィック航空 | 比較的安価(特に乗り継ぎや特定運賃) | ・香港ハブによる乗り継ぎ便の価格設定 ・運賃タイプ「ライト」の導入(サービス限定) ・セールやキャンペーンの頻繁な実施 | フルサービスキャリア(FSC) (5つ星評価だが、運賃によりサービス差あり) | ・香港での乗り継ぎが多い ・「ライト」は受託手荷物・座席指定が有料/制限あり ・ワンワールド加盟 ・時期や予約クラスにより価格変動が大きい |
日系FSC(JAL/ANAなど) | やや高め | ・高品質なサービス・信頼性 ・直行便の利便性 ・燃油サーチャージの設定 | フルサービスキャリア(FSC) (高品質なサービス) | ・総じてサービスが充実 ・マイレージプログラムの人気が高い ・日本国内路線との接続が良い |
他のアジア系大手FSC (シンガポール航空など) | やや高め~高め | ・非常に高品質なサービス ・ブランドイメージ ・主要ハブ空港の利便性 | フルサービスキャリア(FSC) (最高クラスのサービス評価が多い) | ・機内サービスや設備の評価が高い ・グローバルな路線網 ・アライアンス加盟(スターアライアンス等) |
中国系航空会社 (中国国際航空など) | 比較的安価 | ・価格競争力重視 ・路線によっては乗り継ぎが多い | フルサービスキャリア(FSC) (サービス品質はばらつきの可能性) | ・価格面でのメリットが大きい ・中国国内・国際路線が豊富 ・サービスに対する評価は分かれる傾向 |
LCC(格安航空会社) | 安い | ・サービスを徹底的に簡素化 ・手荷物、座席指定、機内食などが基本的に有料 ・運航効率の追求 | ローコストキャリア(LCC) (基本的な移動サービスに特化) | ・価格最優先の場合に有利 ・追加料金が多く発生する可能性 ・便の変更・キャンセル条件が厳しいことが多い |
また、安いと噂のスプリングジャパンやピーチ航空ですが、怖い・やばいなどと噂されているようです。

キャセイパシフィック航空の良い口コミ1:おもてなしが凄い
香港を拠点とするキャセイパシフィック航空は、価格の安さだけでなくおもてなしの凄さも高く評価されています。
キャセイパシフィック航空機内には最先端の設備と温かい心配りが息づいています。
全座席にて映画や音楽を楽しめるStudio CX、ワインや料理も定評ある機内食、また、子どもにも夢がたくさん詰まったチャイルドキットも提供しています。
また、キャセイパシフィック航空は香港カスタマー・サービス・エクセレンス協会が主催する「カスタマー・サービス・エクセレンス・アワード」で計5つの金賞を受賞しました。
獲得した賞は団体・個人部門での4つの金賞に総合部門での最優秀賞に値する金賞を併せた計5つの金賞です。
これだけでも十分素晴らしいおもてなしであることが分かりますが、キャセイパシフィック航空のビジネスクラスはさらに最高のおもてなしなのです。
空港についてチェックインするところからビジネスクラス専用ラウンジを利用することができ、優雅な気分を味わうことができます。
その後も飛行機への優先搭乗を利用できるので、飛行機に搭乗するときのダラダラとした行列に並ぶ必要もありません。
さらに、機内でもワンランク上のおもてなしがあります。
食事はこだわりの食材を使用したものが出てくるだけでなく、ドリンクの種類も豊富で、どれにしようか迷ってしまうほどです。
もちろんシートもフカフカで座り心地は最高なので、リラックスした時間を過ごすことができます。
安くて最高のおもてなしを受けられるのはキャセイパシフィック航空ならではの魅力なので、ぜひ一度キャセイパシフィック航空の最高のおもてなしを体験してみて下さい。
キャセイパシフィック航空の良い口コミ2:とにかく快適
キャセイパシフィック航空は快適との声が多く、ワンランク上の空の旅を体験できます。
エコノミークラスの「Studio CX」と呼ばれる機内エンターテインメントでは、日本のチャンネルを含んだ豊富なオーディオ・ビデオプログラムを提供しており、好きな番組を全席に設置されたパーソナルテレビで楽しむことができます。
また、日本路線では各フライトに複数の日本人クルーが乗務している点もキャセイパシフィック航空ならではの魅力です。
キャセイパシフィック航空では香港以遠の中距離・長距離用機材には新シェル・シートを採用。
背面固定式となっているので、寝ているときも座席を元の位置に戻しているときもシートが動くのはシェルの中のみなので、前の人がリクライニングさせたシートで食事や仕事の邪魔をされる心配もありません。
さらに、新しい中・近距離用のビジネスシートは、ゆりかご構造となっており、21インチの幅と拡張されたレッグスペースで快適な空の旅を過ごすことができます。
ヘッドレストも6方向に調節が可能となっていて、頭と首をサポートします。
受賞歴を持つ機内エンターテインメントシステムでは、12.1インチのタッチスクリーン・パーソナルTVとノイズキャンセリングヘッドホンで音楽や映画、ゲームなどをオンデマンドで楽しむことができるのです。
この他にも、プレミアムエコノミークラスではエコノミークラスの体験を全面的に向上させたものであり、フライトにさらなる快適さ、ゆとりの空間と行き届いた設備を提供しています。
安さ・最高のおもてなし・快適さを兼ね揃えたキャセイパシフィック航空は、旅をさらに楽しませてくれるでしょう。
キャセイパシフィック航空についておさらい
キャセイパシフィック航空とは1946年に創立され、香港国際空港をベースとし、空港周辺には機材整備施設や本社機能、訓練施設などを持つキャセイシティを形成しています。
イギリス系で香港の財閥「スワイヤー・グループ」が40%の株を保有しており、事実上はスワイヤーのグループ企業です。
また、世界第3位の航空連合であるワンワールドに加盟しています。
香港から世界35カ国119都市を直行便で結んでいました。