社会現象を巻き起こした大人気作品『チェンソーマン』。
その人気は凄まじく、アニメや漫画はもちろん、関連グッズやコラボイベントも数多く展開されていますが、その一方で「イベントがガラガラだった」という声がSNSやなんJ(5ちゃんねるのなんでも実況J板が発祥のネットスラング)などで囁かれているようです。
これほど人気の作品で、なぜそんな噂が立つのでしょうか。
チェンソーマン イベントがガラガラな噂はなぜ?いつ?理由は?

「イベントがガラガラ」という噂が特に広まったのは、2023年5月に開催された大規模なファンイベントからです。
約8,000人を収容できる大きな会場であったにもかかわらず、空席が目立ってしまったことがSNSやネット掲示板で話題になったのです。
補足ですが、全てのイベントがそうであったわけではありません。
作品の魅力とイベント内容にズレがあった?
『チェンソーマン』のファンは、ただ単にキャラクターが格好良い、ストーリーが面白いというだけでなく、作者である藤本タツキ先生の作家性や、作品全体に漂うダークでカルト的な雰囲気に強く惹かれている人が多いのが特徴です。
映画や音楽といった他のカルチャーにも精通しているファンが多く、単純な「アニメファン」という枠に収まらない層から熱い支持を受けている一方で、一般的なアニメのファンイベントは、声優さんによるトークショーやライブ、限定グッズの販売などが中心になることが多いです。
それらもファンにとっては嬉しいものですが、『チェンソーマン』のコアなファンが求めているのは、もしかしたら少し違う方向性の「体験」だったのかもしれません。
作品の謎について深く考察し合うようなトークセッションや、作中の狂気的な世界観を五感で味わえるような、もっと没入感のある企画を期待していたファンも少なくなかったのではないでしょうか。
もちろん、ホテルとコラボして作中の「永遠の悪魔編」を追体験できる宿泊プランや、謎解きをしながら進む「リアル脱出ゲーム」といった、より世界観に没入できるタイプのイベントは非常に好評です。
ちなみにそのイベントは以下のような内容でした。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| イベント名 | チェンソーフェス -CHAINSAW MAN FESTIVAL- |
| 開催日時 | 2023年5月20日(土)昼の部・夜の部 |
| 開催場所 | 東京ガーデンシアター 最大収容人数 約8,000人 |
| 主な内容 | ・声優キャストによるステージ ・アーティストによるスペシャルライブ ・生アフレコ ・声優とアーティストのクロストーク ・イベント限定描き下ろしグッズ販売 |
| 出演者 | 声優: 戸谷菊之介(デンジ役)、楠木ともり(マキマ役)、坂田将吾(早川アキ役)、ファイルーズあい(パワー役)、伊瀬茉莉也(姫野役)、高橋花林(コベニ役)、大地葉(沢渡アカネ役)、濱野大輝(サムライソード役) アーティスト: TOOBOE、ano、PEOPLE 1、syudou MC: 向清太朗(天津) |
| チケット価格 | 6,800円(税込) |
チケット価格が高すぎた?

『チェンソーマン』は、LINEリサーチの調査でも10代・20代の若者からの支持が非常に高いのですが、大規模なイベントとなると、会場費や演出費などの関係で、どうしてもチケット価格が高めに設定されがちです。
あるイベントではチケット価格が8,000円を超えており、これが空席の一因になったのではないかと指摘する声もありました。
高校生や大学生にとって、8,000円という金額は決して安くはありませんし、交通費やグッズ代まで考えると、参加をためらってしまうのも無理はないでしょう。
また、BD/DVDの売上が、爆発的な人気に比しては伸び悩んだという分析もあります。これは、熱心なファンであっても、高価な商品を複数購入することには慎重であることを示しているのかもしれません。
制作会社であるMAPPAは、『チェンソーマン』に100%単独出資するという異例の体制をとっており、ビジネス的な成功への挑戦も大きなテーマでした。
そのため、強気の価格設定になった可能性も考えられますが、結果としてそれがファン層の経済力と少し噛み合わなかった、という見方もできるのです。
イベントの規模を大きくすればするほど、一人当たりのチケット代を高く設定しないと採算が取れなくなります。
この「規模」と「価格」のバランスが、少しファン層の現実と離れてしまったのかもしれません。
| イベント種別 | チケット価格帯の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 大規模ファンイベント | 8,000円~12,000円程度になることが多いです。 | 豪華キャストが集結しますが、価格は高めになる傾向があります。 |
| リアル脱出ゲーム | 特典付きで6,000円前後です。 | 没入感のある体験ができますが、参加人数は限られます。 |
| コラボカフェ | メニュー代+予約料(660円など)が必要です。 | 比較的気軽に参加でき、フードやドリンクを楽しめます。 |
| 展示会 | 2,000円前後が相場です。 | 設定資料などが見られ、作品の裏側を知ることができます。 |
「コアファン」と「ライトファン」の熱量の違いが他作品よりも大きい
3つ目の理由として、『チェンソーマン』のファン層が、「コアファン」と「ライトファン」に大きく分かれていることが挙げられます。
アニメ化によって作品の知名度は飛躍的に向上し、「流行っているから見てみよう」というライトなファン層が急増しましたが、イベントに実際に足を運び、高額なチケット代を支払ってでも参加したいと考えるのは、作品に時間とお金を惜しまない、熱量の高い「コアファン」が中心です。
この「知名度」と「イベント動員力」は、必ずしも比例するわけではありません。
例えば、スマートフォンゲーム『勝利の女神:NIKKE』と『チェンソーマン』がコラボした際、一時的に新規・復帰ユーザーが13.8万人も増加しましたが、コラボ終了後には多くのユーザーが離脱してしまい、定着には至らなかったという調査結果があります。
コラボをきっかけにゲームを始めたライトなファン層が、継続的にプレイするコアユーザーにはなりにくかったことを示唆しています。
つまり、『チェンソーマン』は非常に多くの人に知られている一方で、その全員がイベントに参加するほどの熱狂的なファンというわけではない、ということです。
制作側が作品の知名度から動員数を予測した結果、実際のコアファンの規模を少し見誤ってしまった可能性が考えられます。
| ファン層 | 作品への関わり方 | イベント参加への意欲 |
|---|---|---|
| コアファン | 原作漫画を読み込み、考察サイトや動画もチェックします。関連グッズも積極的に購入します。 | 高額でも、特別な体験ができるなら参加したいと考えます。 |
| ミドルファン | アニメを視聴し、面白いと感じています。好きなキャラクターのグッズを少し集めます。 | チケット代や内容次第で参加を検討します。友人に誘われたら行く、という人も多いです。 |
| ライトファン | 流行っているのでアニメを視聴しました。話題についていくために情報を追っています。 | イベントへの参加意欲は低めで、無料の企画やSNSでの盛り上がりを楽しむ傾向があります。 |
チェンソーマン イベントに対するSNS・なんJの声を徹底調査
では、実際にイベントに参加した人や、噂を耳にした人たちは、SNSなどでどのような声を上げているのでしょうか。
様々な意見を調査したところ、以下のような割合になりました。
否定的な声(ガラガラ、高いなど):30%
肯定的な声(楽しかった、また行きたい):40%
中立・情報共有(特典目的、一人参加など):30%
「ガラガラ」という噂は確かにありますが、それ以上に「楽しかった」という肯定的な声や、自分なりの楽しみ方を見つけているファンの声も多く見られました。
向いている人
これまでの分析を踏まえると、『チェンソーマン』のイベントは、ただ「流行っているから」という理由だけで参加すると、少し物足りなさを感じるかもしれません。
ですが、以下のような人にとっては、間違いなく最高の体験ができるはずです。
- 作品の世界観にどっぷりと浸りたい人
- 声優さんや制作スタッフのファンで、創作の裏話に興味がある人
- イベントでしか手に入らない限定グッズや入場者特典をコレクションしたい人
- 『チェンソーマン』という共通の話題で、他のファンと交流したい人
- リアル脱出ゲームやコラボカフェなど、作品をテーマにした新しい体験を楽しみたい人
Q&A
最後に、『チェンソーマン』のイベントに関してよくある質問や、少しニッチな疑問についてお答えします。
- イベントは本当にいつもガラガラなんですか?
いいえ、そんなことはありません。2023年5月に行われた特定のファンイベントで空席が目立ったのは事実ですが、それは会場規模が非常に大きかったことも一因です。一方で、劇場版の舞台挨拶、全国各地で開催されているコラボカフェ、アニメーション展などは多くのファンで賑わっており、予約が取れないこともあります。イベントの種類や規模によって状況は大きく異なるのです。
- 一人でイベントに参加しても浮きませんか?
全く問題ありません。むしろ、一人で参加しているファンは非常に多いです。特に、映画の週替わり入場者特典を集めるために、一人で何度も劇場に足を運ぶ熱心なファンは珍しくありません。また、リアル脱出ゲームのように一人で参加しても他の参加者と自然にチームを組めるイベントもあります。自分のペースでじっくり楽しみたい人にとって、一人での参加は最適な選択肢の一つだと言えます。
- 海外でのイベントの反応はどうなっていますか?
海外での人気も非常に高く、アメリカやイギリスのコミコン(漫画やアニメの祭典)では『チェンソーマン』のコスプレイヤーが数多く集まるミートアップが開催されていますし、韓国や台湾でも大規模なアニメーション展が開催され、大盛況となっています。世界中でイベントが楽しまれているのです。
- イベントチケットの転売はありますか?どうすれば防げますか?
公式サイトでは、営利目的でのチケット転売を固く禁じています。しかし、残念ながら人気のイベントでは、非公式なルートでチケットが高額で転売されてしまうケースも考えられます。最も確実な対策は、公式サイトや公式プレイガイドなど、正規の販売ルートから購入することです。抽選販売の場合は、諦めずに申し込むことが大切です。
- BD/DVD特典のイベント抽選券って、実際のところ当選確率は高いのでしょうか?
当選確率については公式に発表されていないため、正確な数字は分かりません。しかし、一部ではBD/DVDの売上が、作品の知名度の割には伸び悩んだという見方もあります。もしこれが事実であれば、他の超人気作品のイベント抽選と比較した場合、応募者の総数が少なくなり、結果的に当選確率が少し高くなる可能性は考えられます。ただし、これはあくまで様々な情報から推測される可能性の一つであり、確実な情報ではないことはご理解ください。
