今回はクリアナールの口コミ・評判を調査しました。
クリアナールの販売中止理由？噂はなぜ？
（出典：Google）
クリアナールは販売中止してはいないのですが、なぜ噂されるのか調査すると次のような理由がありそうです。
1.需要と供給のバランスが崩れたため
2.基準を超えた原薬のため
理由1：.需要と供給のバランスが崩れたため
まず考えられるのは、需要と供給のバランスが崩れたためです。
田辺三菱製薬が出荷調整を発表したのは、2022年1月。
クリアナール錠200㎎の出荷調整について、医療機関に連絡がいきました。
需要の増加が原因で、供給が追い付いていない状況にあると記載されています。
製薬会社も、法的規制や特許権などさまざまな法的権利を抱えて薬を作っていますので、薬1つ慎重作業です。
ただ、製薬会社も製薬作業が遅れているとは考えにくいため、製薬会社に問題があるのではなく、需要が増えたことに問題があります。
今までは、医者の診察の上で薬が支給されていましたが、今では「ネット」でも簡単に入手することが出来るようになりました。
リピートしたい薬なら、わざわざ病院に行かなくても手に入れられるので便利です。
つまり、ネットが普及したことで需要が急激に増えたというのは1つでしょう。
そして新型コロナウイルス感染症に感染した人にも、症状によってはクリアナールが処方されていたため、一気に需要が増えたと考えられます。
理由2：基準を超えた原薬のため
2つ目は、基準を超えた原薬だったためです。
薬には「管理指標」が設けられており、より質の高い薬の方が需要が増える世界です。
時代にあった製薬で、より質の高い薬が出来るのは私たちにとっては嬉しいですよね。
ただ、「基準を超えたもの」と聞くとちょっと怖く感じます。
実際に、クリアナールはNDMA（N-ニトロソジメチルアミン）が多く検出されました。
NDMAとは、発がん性物質のニトロソアミン類です。
つまり、体に良くないものが多く入っていたということですね。
考えただけでもちょっと怖いですが、これでは安全な薬とも言えないですし製造中止になるのは仕方がないでしょう。
発見に至った経緯は、2021年10月に、混入リスクのあるものの自主点検を行うよう厚生労働省が発表したためです。
過去にもNDMA関連で、他の薬が回収をされた経歴があります。
ちなみに食品にも入っていて、加工肉が代表的です。
食べすぎるとあまり良くないというのは、一度は聞いたことがあるでしょう。
少量であれば問題のないものですが、多いことで発がん性リスクも高くなると言われています。
クリアナールを服用した際は、副作用も含め経過の観察も慎重に行いましょう。
そもそもクリアナールとは
クリアナールとは、田辺三菱製薬が製造している去痰薬です。
気道分泌細胞正常化剤に分類されるため、気管支の炎症や喘息、慢性副鼻腔炎などに効果があります。
ただの痰切りとして服用している人もいるようです。
「痰を出す」薬で、「痰を減らす」薬ではないのでその場限りの改善しかできません。
稀ですが、食欲不振や嘔吐、下痢などの副作用が起きる場合があるため服用には注意しましょう。
1日の摂取量は、成人で400㎎1錠を1日3回です。
幼児は安全性が確認されていないので、服用は避けましょう。
クリアナールの良い口コミ
クリアナールの良い口コミをまとめました。
痰切りに効いて満足したという声がありました。
クリアナールは、主に痰切りとして処方しているクリニックも多いため、痰が気になるという人はまず試してみましょう。
ただ、原因をやっつけることは出来ません。
一過性の痰切りとして服用するには問題なく、さらによく効くので人気です。
副作用が起こるのはごく稀なので、気にする事はないでしょう。
安心安全に服用できる痰切り薬です。
錠剤が小さいため服用しやすいという声もありました。
錠剤は、飲み込むので苦手意識を持っている人も多いですよね。
出来れば飲みやすい方が、継続して服用するため苦ではありません。
そういった面で、クリアナールは比較的小さい錠剤なので飲みやすいです。
また、クリアナールには内用液タイプもあるので錠剤は嫌な人は検討してみてください。
苦みが苦手な人は、錠剤がおすすめです。
クリアナールは、副鼻腔炎などの後鼻漏にも効果があるため、粘度のある鼻水にも効果的です。
痰がどこからきているのか、原因が分かれば対処は簡単です。
完全に治るわけではないですが、服用しているのとしていないのとでは違います。
生活に支障が出てはストレスになりますので、早めの対応をしましょう。
クリアナールに似た薬を紹介
クリアナールの代替品を2つ紹介します。
ツムラ漢方 麦門冬湯 エキス顆粒
1つ目は、第2医薬品 ツムラ漢方の麦門冬湯（ばくもんどうとう）です。
長期的に痰が気になる人におすすめで、漢方薬なので薬局で簡単に手に入れられます。
乾燥の時、体力が低下している時、風邪が長引いている時でも効果的です。
「コンコン」という乾いた咳が多く出る人は、麦門冬湯がいいでしょう。
2歳から服用可能で、食前に1日2回の服用。
気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患（COPD）の治療薬としても処方されています。
クールワン去たんソフトカプセル
2つ目は、第2類医薬品 杏林製薬のクールワン去たんソフトカプセルです。
薬局でも簡単に入手できます。
痰に特化した薬で、眠くならないのが特徴的です。
「ゴホゴホ」という濁った咳が多く出る人は、こちらがいいでしょう。
痰による咳にも効果があるので、痰や咳以外に症状がない人にはおすすめ。
副鼻腔炎の後鼻漏の症状がある人のも効果が期待できる薬です。
