Dodomo Studioフィギュアが違法で非公式？購入方法や著作権について調査

クオリティの高い造形で、多くのアニメ・ゲームファンを魅了するDodomo Studioのフィギュア。

『チェンソーマン』のパワーや『僕のヒーローアカデミア』のトガヒミコなどは、公式品と見紛うほどの出来栄えで、SNSでも度々話題になりますが、その裏側には「非公式」「違法」といった少し気になる噂も…。

本記事では、Dodomo Studioのフィギュアが抱える著作権の問題から、具体的な購入方法、そして実際に手にした人たちのリアルな声まで、徹底的に調査・紹介していきます。

ちなみに調査時点でパワーちゃんのフィギュアの最安値は以下でした。売り切れていたらすみません！

Dodomo Studioフィギュアが違法で非公式？

公式メーカーの製品とは根本的に異なる点が多く、それを知らずに手を出すと、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性もゼロではないのです。

ここでは、その違法性や著作権の問題について、詳しく見ていきましょう。

違法で非公式なの？著作権は？

結論から言うと、Dodomo Studioはアニメやゲームの版権元から正式な製造・販売ライセンス（許可）を得ていない、非公式のメーカーで、彼らが作るフィギュアは、厳密に言えば「無許可の二次創作物」という扱いになります。

これはコレクターの間で「アンライセンス品」や「ガレージキット」「レジンスタチュー」と呼ばれるジャンルに分類されるものなのです。

日本の著作権法では、許可なくキャラクターを複製したり、アレンジ（翻案）して商品を制作し、販売することは著作権侵害にあたる可能性があり、個人が趣味でフィギュアを1体作り、自分で楽しむだけであれば「私的利用」の範囲で問題ないとされることが多いですが、Dodomo Studioのように組織的に製造し、利益を得て販売する行為は、この範囲を大きく逸脱していると考えられるのです。

こちらのパワーちゃん（チェンソーマン）のフィギュアも露出がやばいですよね。

賛否両論

パワーフィギュアがやばい？パンツなしの海外非公式品が下品！購入は控えて！ | 賛否両論 チェーンソーマンの人気キャラ「パワー」ですが海外で製造されたフィギアに対して「やばい」と噂されています。 結論、以下のような商品です。 リンク パワーのフィギュア...

実際に、こうした製品は「著作権無視のイリーガル品」と認識しているファンも少なくありません。

では、なぜ摘発されずに販売が続いているのでしょうか。

これにはいくつかの理由が考えられます。まず、Dodomo Studioが中国・蘇州に拠点を置く海外のメーカーであるため、日本の法律が直接及びにくいという点です。

また、版権元が海外の小規模なスタジオすべてを把握し、法的措置を取ることには多大なコストと時間がかかるため、ある程度は黙認されている状態だと思われます。

しかし、近年この状況にも変化が見られ、2023年頃から、中国政府が国内のNSFW（職場での閲覧に不適切な、過激な表現を含むコンテンツ）に対する取り締まりを強化しました。

この影響を受け、Dodomo Studioも「今後のフィギュアはデザインを一部調整する」といった発表を行っており、過激な表現が控えめになっているようで、メーカー自身が法的リスクを認識し、事業を継続するために方針転換を迫られている証拠とも言えるでしょう。

補足情報	解説	豆知識
非公式（Unlicensed）とは？	版権元（アニメ制作会社など）から正式な許可を得ずに製造された製品のことです。	品質保証や発売後のサポートは基本的にありません。
なぜ人気があるの？	公式では商品化されにくいキャラクターや、より大胆でセクシーなデザインの需要に応えているからです。	ファンの「こんなフィギュアが欲しかった」という夢を形にしている側面もあるのです。
購入者の法的リスクは？	個人が海外から輸入して楽しむ分には、直ちに罰せられる可能性は低いです。	ただし、それを転売目的で購入すると、商標法などに触れるリスクが出てきます。
最近のスタジオの動向は？	中国の規制強化を受け、過激なデザインを避ける傾向が見られます。	今後は、より多くの人に受け入れられるマイルドな作風に変わっていくかもしれません。

シロナ&ルカリオのフィギュアもかなり際どいと、なんJやSNSでも話題になっています。

賛否両論

シロナ&ルカリオのフィギュア中国版がなんJ・SNSでもひどいと噂に？口コミを調査 | 賛否両論 ポケットモンスターの人気チャンピオン「シロナ」と、その手持ちポケモン「ルカリオ」を題材にした海外製のフィギュアが、その過激なデザインから「やばい」「卑猥だ」とい...

でもやっぱり欲しい！購入方法とは？

著作権の問題を理解してもなお、その魅力的な造形に惹かれ、「どうしても手に入れたい」と思うのがファンの心理だと思います。

ここでは、自己責任で購入することを前提に、Dodomo Studioのフィギュアを入手するための具体的な方法をいくつか紹介します。

海外製品の購入は少しハードルが高いですが、手順さえ分かれば不可能ではありません。

海外の正規代理店・通販サイトを利用する

最も一般的で、比較的安心できる方法です。

Dodomo Studioの製品を専門的に扱う海外のオンラインショップがいくつか存在します。

これらのサイトでは、多くの場合「Pre-Order（予約注文）」という形で購入します。

まず「Deposit（デポジット）」と呼ばれる予約金（前金）を支払い、商品が完成して発送準備が整った段階で、残金と国際送料を支払うという流れが一般的です。

注意点として、このデポジットは基本的に返金不可であることが多いので、予約は慎重に行う必要があります。

日本の専門店・代行業者を利用する

英語でのやり取りや海外サイトでの決済に不安がある方には、日本の専門店や輸入代行業者を利用する方法がおすすめです。

日本語で予約から購入まで完結できるショップ「ソダチトイズ」では、海外メーカー品を多数扱っており、Dodomo Studioの製品も見られます。手数料はかかりますが、万が一のトラブルの際に日本語で相談できる安心感は大きいです。

オークションサイトやフリマアプリを利用する

過去に発売されたフィギュアを探す場合、eBayや日本のヤフオク、メルカリなどが選択肢になりますが、この方法は最も注意が必要です。

個人間の取引になるため、偽物を掴まされるリスクや、「代金を支払ったのに商品が届かない」といった詐欺のリスクが他の方法より高くなりますし、相場より著しく安い価格で出品されているものには警戒した方が良いでしょう。

一方で、運が良ければ買い逃したレアな一品に出会える可能性もあるのです。

どの方法を選ぶにしても、海外からの発送には時間がかかることを覚悟しておく必要があります。

発送連絡が来てから手元に届くまで1〜2ヶ月かかることも珍しくなく、工場の生産遅延などでもっと待たされるケースもあります。気長に待つ姿勢が大切ですね。

ステップ	内容	ワンポイントアドバイス
1. サイト選び	信頼できる販売サイトや代理店を見つけることが最も重要です。	SNSやコレクターのフォーラムでサイトの評判を調べてみると安心です。
2. 予約と支払い	多くはデポジット（前金）制です。残金は商品完成後に支払います。	デポジットは返金されないことが多いので、本当に欲しいかよく考えてから注文しましょう。
3. 発送を待つ	発売予定日から数ヶ月、あるいはそれ以上待つこともあります。	不安な場合は、メールで進捗を問い合わせてみるのも一つの手です。返信は来ることが多いようです。
4. 送料・関税の支払い	商品代とは別に、高額な国際送料や日本の消費税・関税がかかる場合があります。	最終的に総額がいくらになるか、ある程度計算しておくと心の準備ができます。

パワーやトガヒミコなどクオリティが高いが….皆んなの声は？

Dodomo Studioのフィギュアは、そのクオリティの高さが最大の魅力ですが、実際に購入した人たちの声は様々です。

ここでは、インターネット上のレビューやフォーラムの書き込みを調査し、良い点と悪い点の両方から、そのリアルな評価に迫ります。

調査した25件の口コミのうち、高評価が約50%、賛否両論が約30%、低評価・不安の声が約20%といった割合でした。

（高評価）「届いたマキマさんのフィギュア、造形が本当に完璧！キャラクターのクールな雰囲気がそのまま立体になってて、毎日眺めても飽きないです。これは家宝にします。」

（高評価）「着せ恋の海夢バニーガールver.を買いました。パーツの付け替えもスムーズで、関節もしっかりしてるから色々なポーズで飾れるのが最高！他のキャラも出してほしいな。」

（高評価）「正直、非公式品だからクオリティは期待してなかったけど、良い意味で裏切られた。塗装も綺麗だし、レジンの重厚感がたまらない。公式品に引けを取らない出来だと思う。」

（低評価・不安の声）「予約したパワーちゃんのフィギュア、発売予定日から何か月も経つのに発送連絡が来ない…。メールしたら『もうすぐ発送します』って返事は来るけど、本当に届くのか不安で仕方ないです。」

（低評価・不安の声）「届いたフィギュアのパーツが一つ破損してた…。海外サイトだから交換交渉も難しそうだし、泣き寝入りするしかないのかな。アフターサービスは期待できないと痛感しました。」

（賛否両論）「造形は文句なしの星5つ！でも、よく見ると塗装に少しムラがあったり、細かい傷があったり…。値段が値段なだけに、完璧を求めちゃうと少し気になるかも。でも全体的には大満足です。」

（賛否両論）「シンシアのフィギュア、顔はすごく似てるんだけど、全体的な品質にばらつきがあるって聞いてた通りかも。友達のは完璧だったのに、自分のは少し残念な部分が…。個体差が大きいのかもしれません。」

まとめると、キャラクターの再現度や造形の美しさといった「核」となる部分については、絶賛の声が非常に多いです。

一方で、塗装の細かさや仕上げの丁寧さといった「品質管理」の面では、個体差やばらつきがあることを指摘する声も少なくありません。

また、予約してから手元に届くまでの長い待ち時間や、配送に関する不安も、購入者が共通して抱える悩みのようです。

向いている人

ここまで見てきたように、Dodomo Studioのフィギュアは魅力とリスクを併せ持った、非常に特殊な製品です。

そのため、残念ながら誰にでも手放しでおすすめできるものではありません。

以下のような覚悟や価値観を持っている方が、購入に向いていると言えるでしょう。

Q&A

最後に、Dodomo Studioのフィギュアに関して、多くの人が抱くであろう疑問や、一歩踏み込んだニッチな質問についてQ&A形式でお答えします。

Dodomo Studioのフィギュアは本当に届きますか？詐欺ではないのでしょうか？

結論から言うと、Dodomo Studio自体や、今回紹介したような大手代理店が組織的な詐欺を行っている可能性は低いと思われます。多くの購入者の手元に、実際に商品が届けられているという報告が多数あります。ただし、海外の小規模なスタジオであるため、大手メーカーのような生産管理体制や物流システムは整っていません。そのため、工場の都合による生産の遅れや、国際配送上のトラブルが発生する確率は、日本の公式品と比べて格段に高いと言えるのです。注文したことを忘れるくらいの気長さで待つ心構えと、万が一の際には自分で販売サイトに問い合わせるなどの行動力が必要になりますね。

最近、フィギュアのデザインがおとなしくなったという噂は本当ですか？

その可能性は非常に高いと考えられます。2023年頃から、中国政府が国内の風紀を守る目的で、インターネット上や製品におけるNSFW（過激な性的表現など）コンテンツへの規制を強化する動きを見せています。この社会的な流れを受け、Dodomo Studioも公式に「今後の製品デザインを一部調整する」と発表しました。これは、スタジオが法的リスクを回避し、事業を継続するための適応策だと思われます。そのため、以前のような非常に大胆な造形や、交換用の裸体パーツが付属するような製品は、今後減少していくかもしれません。コレクターにとっては少し寂しい変化かもしれませんが、スタジオが存続するためには必要な判断だったのでしょう。

購入したフィギュアが壊れていました。交換や修理はしてもらえますか？

これは、海外非公式フィギュアを購入する上で最も覚悟が必要な点です。公式ライセンス品ではないため、日本のメーカーのような手厚いアフターサービス（破損パーツの無償交換や修理対応など）は、基本的に期待できません。販売サイトによっては、「商品リリース後3ヶ月以内なら対応する」といった独自の保証期間を設けている場合もありますが、その対応もケースバイケースで、必ずしも満足のいく結果になるとは限りません。国際輸送ではどうしても破損のリスクが伴います。そのため、「多少の破損なら自分で修復する」くらいのスキルと覚悟を持っている、上級者向けのアイテムであると言えるのです。購入するということは、そうしたリスクもすべて引き受けるということなのですね。