巷でよく見かける丼丸ですが検索結果を見る限り「怪しい」「体に悪い」「閉店ラッシュ」などの声が上がっています。

(出典:Google)
今回はそんな噂を調査しました。
丼丸が怪しい噂される理由1:なぜ安い?安すぎるため

(出典:丼丸)
豊富な海鮮丼が、一律税込み540円で食べられる海鮮丼専門店「丼丸」は、新鮮な海鮮丼が格安で食べられるとして人気を集めていますが、ネット上では安すぎるあまり「怪しい」と感じている人が少なくありません。
一般的な飲食店の原価率は20%から30%となっていますが、丼丸では平均の原価率が約57%となっています。
なぜこのような数字を実現できたのかというと、「徹底したコストカット」が影響しているのです。
海鮮丼は、具材をのせるだけで調理の手間が劇的に少ないのが特徴であり、丼丸での製造者は基本的に1人で十分であり、ガスコンロやフライヤーなどもお店に必要ありません。

(出典:丼丸)
また、テイクアウトのみの海鮮丼専門店のため、10坪以下の敷地でも出店が可能となり、家賃のコストも少なく済んでしまうのです。
丼丸は、店舗が本部に支払うロイヤリティはなく、暖簾代が毎月33,000円かかるのみです。
余分な経費がかからず格安となっていて、経営の自由度も非常に高いことから、丼丸の店舗は全国に発展しています。
このように、丼丸は利益を度外視した原価率や、のれん加盟店としてかかる費用が低コスト、さらに10坪以下のスペースで特別なスキルも不要なことから、格安の海鮮丼を提供することが出来ているのです。
丼丸が怪しいと噂される理由:閉店ラッシュ?のため
安くて新鮮な海鮮丼を提供している丼丸ですが、ネット上では「閉店ラッシュ」との情報が飛び交っています。
2021年には400店舗まで急速に拡大しましたが、物価・人件費の高騰などの影響を受けてか2024年7月には325店舗まで減っています。
実際に以下のような店舗が閉店しています。
- やさか丼丸 高柳店: 2025年2月28日閉店(岡山市北区高柳西町)
- 総武丼丸 津田沼前原店: 2025年2月16日閉店
- 丼丸 豊盛屋: 2025年2月4日閉店(寝屋川市香里園)
- 浜っ亭丼丸 一宮店: 2024年12月15日閉店(愛知県一宮市)
- 丸英 丼丸 姫路船場西ビル店: 2024年10月28日閉店(姫路市)
- 丼丸 高幡不動店: 2024年9月末に閉店(日野市)
- みやび丼丸 高島店: 2024年8月18日閉店(岡山市)
- 漁師丼丸2号店 豊田美里店: 2023年11月末で閉店(豊田市)
- 丼丸 浜ちゃん 桑野店: 2023年5月14日閉店(郡山市)
- 越後丼丸 宮内店: 2023年2月12日閉店(長岡市)
- 長月丼丸 姫路花田店: 2023年2月中旬閉店(姫路市)
上記は一部ですが、複数の店舗が閉店しているため「閉店ラッシュ」と噂されてもおかしくありません。
ちなみに丼丸の「閉店」に関する口コミは以下の通りです。
このように、ネット上では丼丸の閉店に悲しむ人が多く存在しており、休日ランチや帰宅が遅くなった際に利用していた人が多いことが分かりました。
丼丸が次々に閉店している理由は明かされていませんが、口コミには店主の体調不良や、コロナ禍での経営不振が関係していることが明らかとなっています。
また、丼丸は低価格なのに品質の高い商品を提供していることから、値段が下げられないというリスクもあります。
現在は値上げされていますが当時は税込み540円というギリギリの値段設定が丼丸の強みとなっており、コロナ禍で不況な状況が続いても値段を上げることが難しくなるため、なかなか儲からず、結果として「閉店」という状況に追い込まれてしまうのです。
しかし、丼丸フランチャイズ加盟者の口コミには、「開業資金が比較的安い」、「設備投資があまりかからない」、「競合となるチェーン店があまりない」、「自分で自由に決定出来る」という声が多く、出店の余地が余っているとの情報も挙がっているため、丼丸の閉店ラッシュは経営不振が主な理由かもしれません。
丼丸が怪しいと噂される理由3:体に悪い噂があるため
原価率は60%ほどであり、利益度外視の海鮮丼チェーン店と言われている丼丸ですが、ネット上では「体に悪い」という声も多く寄せられています。
このように、ネット上には丼丸が身体に悪いと感じている人の口コミがありましたが、体に悪いという根拠はありませんでした。
丼丸が体に悪いと噂される理由については破格の値段も関係があるかと思いますが、「お店の雰囲気」や「店名が違う」ということも関係しているかもしれません。
①お店の雰囲気
丼丸はフライヤーなどの機器を使用しないため、10坪以下でも調理が可能となり狭い場所でも出店可能です。
さらに、外観や看板、メニューまでもがフランチャイズオーナーが自ら準備をするらめ、お店の雰囲気もお店によって異なります。
そのため、丼丸の雰囲気が好みでない人は「怪しい」と感じてしまい、「体に悪そう」というイメージへと変換されてしまうのでしょう。
②店名が違う
丼丸のフランチャイズになるための条件は、「店名に丼丸と付けること」、「500円未満の商品を出さないこと」が条件となっており、「丼丸」が入っていればお店の名前は自由に決めることが出来ます。
そのため、海鮮丼で有名な「丼丸」のようだけれど、店名が少し違うだけでお客さんは混乱してしまい、丼丸と思ったら全く違うお店だったという人も少なくありません。
そのため、丼丸を利用する際には、しっかりと店名に「丼丸」の文字が入っているかを確認しましょう。
丼丸についておさらい
丼丸とは、海鮮丼業界No1のフランチャイズチェーンであり、税込み540円のまぐろ丼をはじめ、安くて美味しい海鮮丼がテイクアウトできると人気を集めています。
丼丸の特徴は、チェーン店にありがちな細かい決まりやルールがなく、店名のルールはどこかに「丼丸」という文字が入っていればよしとされており、店舗によって自由に店名を決めることが出来るのです。

(出典:丼丸)
また、メニューや具の種類にも細かな縛りはなく、各店舗で自由に判断することが可能です。
丼丸は老舗寿司屋が展開するテイクアウトの海鮮丼専門チェーンであり、事務局である株式会社ササフネが寿司店、「笹船」として1000円で提供してきた海鮮丼と変わらない鮮度がいいネタをふんだんに乗せ、半額で提供できるシステムを確立しました。