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    冷えピタ製造終了なぜ?販売終了理由や売っていない場合の代用品も紹介

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    長年にわたり、多くの家庭の救急箱や冷蔵庫に常備され、発熱時や頭痛の際の心強い味方だったライオン株式会社の「冷えピタ」。

    その「冷えピタ」シリーズが2025年1月をもって製造を終了し、衝撃を受けた人は多かったでしょう。私もその一人です。

    (出典:ライオン)

    今回はなぜ「冷えピタ」が製造終了に至ったのか、その背景にある理由を深く掘り下げ、さらには代わりとなる製品や、多くの人が抱くであろう疑問について、詳しく調査・紹介していきます。

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    冷えピタ製造終了なぜ?販売終了の理由を調査

    ライオン株式会社から「冷えピタ」シリーズが2025年1月をもって製造終了となることが公式に発表されました。

    終売時期まとめ
    • 冷えピタ 8時間冷却 子供用:2025年01月製造終了
    • 冷えピタ ボディ用 大人用:2025年01月製造終了
    • 冷えピタ 8時間冷却 大人用:2024年07月製造終了
    • 冷えピタ 8時間冷却 ベビー用:2024年07月製造終了
    • 冷えピタ 8時間冷却 大人用 / 子供用 12枚:2022年12月製造終了

    多くの人にとって、発熱時の定番アイテムだっただけに、「どうして?」「これから何を使えばいいの?」といった声が上がっています。

    「熱さまシート」など競合商品の影響を受けたため

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    まず考えられる大きな理由の一つが、強力な競合製品の存在です。

    冷却ジェルシートの市場は、1995年に小林製薬が「熱さまシート」を発売し、「熱が出たらおでこに貼る」という新しい習慣を創造したことから始まりました。まさに市場のパイオニアですね。

    その後、ライオンの「冷えピタ」や久光製薬の「デコデコクール」といった製品が市場に参入し、競争は激しくなっていきました。

    中でも、先駆者である小林製薬の「熱さまシート」は、単なる先行者利益に甘んじることなく、常に製品を進化させ続けてきて、開発当初は2時間だった冷却持続時間を現在では8時間まで向上させるなど、継続的な機能改善を行っています。

    さらに、小林製薬は「熱さまシート」を会社の顔ともいえる代表的なブランドと位置づけ、積極的なマーケティング投資を行ってきました。

    その結果、「熱さまシート」は日本国内だけでなく、海外約20か国で販売され、今や売上の半分以上を海外が占めるほどのグローバルブランドへと成長を遂げているのです。訪日外国人のお土産としても人気が高いそうです。

    強力なブランド力と、絶え間ない製品改良を続ける「熱さまシート」という絶対的な王者が存在する市場で、「冷えピタ」が競争を続けていくことは、企業戦略上、非常に大きな負担となっていた可能性があります。

    市場でのシェア争いや価格競争の中で、十分な収益を確保し続けることが困難になった、という判断が働いたことは十分に考えられるでしょう。

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    原材料調達の不安定化とコスト高騰のため(過去には値上げも)

    冷却ジェルシートのひんやり感の秘密は、たっぷりの水分を含んだ高分子ジェルにあります。

    このジェルの品質が、冷却効果の持続時間や、肌への密着感、かぶれにくさといった製品の性能を決定づける、まさに心臓部なのですが近年、世界的なサプライチェーンの混乱や地政学的なリスクの高まりは、様々な製品の原材料価格に影響を与えています。

    冷却ジェルシートに使われるような特殊な化学製品も例外ではなく、ジェルの骨格となる高分子ポリマーや、製品の品質を保つための防腐剤、清涼感を出すためのメントールといった成分は、安定的に調達することが以前よりも難しくなり、価格も高騰しています。

    「冷えピタ」は、ライオンの中国工場で製造されていました。

    海外で製造する場合、原材料の輸送コストや人件費、為替レートの変動など、国内生産とは異なるコスト管理の難しさがあります。

    こうした製造コストの上昇分を、すべて製品価格に転嫁してお客様に負担してもらうことには限界があります。

    企業の利益を圧迫し続ける状況が続いた結果、事業そのものの採算性が見直され、将来的なリスクも考慮した上で、事業撤退という経営判断に至った可能性は否定できないのです。

    補足項目内容考えられる影響
    主成分高分子ポリマー、水分石油化学製品のため、原油価格高騰の影響を受けやすいです。
    添加剤防腐剤(パラベン等)、香料安全性基準の厳格化や、アレルギー対応などで使える成分が限定されることがあります。
    製造拠点中国国際情勢や物流網の混乱が、製造・供給の安定性に直接影響する可能性があります。
    市場環境価格競争コストが上昇しても、競合製品との兼ね合いで簡単に値上げできないジレンマがあります。
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    ニッチ市場から汎用市場への変化に対応しきれなかったため

    最後に、市場の変化という観点から、もう一つの専門的な理由を考えてみたいと思います。

    もともと冷却ジェルシートは、「発熱した子どものおでこを冷やす」という、非常に限定的(ニッチ)な状況で使われる商品でした。しかし、製品が世の中に浸透するにつれて、その使われ方は大きく広がっていきました。

    夏の猛暑日には熱中症対策として、あるいは勉強や仕事中に頭をスッキリさせたい時のリフレッシュアイテムとして、さらには緊張性の頭痛や歯痛を和らげるためになど、様々なシーンで活用されるようになったのです。

    このように市場のニーズが多様化する中で、競合の小林製薬は非常に巧みな製品展開を見せました。

    「からだに貼る熱さまシート」や、より強い冷却感を求める人向けの「冷凍庫用 熱さまシート ストロング」など、特定の用途に特化した製品を次々と市場に投入し、消費者の細かいニーズを的確に捉えていったのです。

    一方で、「冷えピタ」の製品ラインナップは、「大人用」「子供用」「ボディ用」といった基本的な分類が中心でした。

    もちろん、これらも優れた製品ではありますが、多様化・細分化する市場のトレンドに完全に対応しきれていたかというと、少し疑問が残るかもしれません。

    一つのヒット商品を、時代の変化に合わせて柔軟に育て、様々なニーズに応える総合的なブランドへと成長させていく戦略の難しさが、今回の製造終了の背景にはあったのではないか、とも考えられるのです。

    用途の広がり求められるようになった機能製品開発の方向性
    夏の暑さ対策即効性のある強い冷却力、屋外でも使える手軽さが必要です。冷凍庫で冷やせるタイプや、首筋用などが考えられます。
    リフレッシュ心地よい香り、強すぎない適度な清涼感が求められます。ハーブの香りを配合した製品などが人気です。
    スポーツ後筋肉のほてりを広範囲で冷やせるサイズ感が重要になります。大判サイズや、伸縮性のあるシートが適しています。
    発熱(全身)脇の下や足の付け根など、効果的な部位に貼りやすい形状が望ましいです。「からだに貼る」ことを前提とした専用サイズが便利です。

    冷えピタの代用品は?

    「冷えピタ」がなくなってしまうのは本当に残念ですが、幸いなことに、私たちの体を冷やしてくれるアイテムが完全になくなるわけではありません。

    ここでは、これから「冷えピタ」の代わりとして使える製品をいくつか紹介します。

    熱さまシート(小林製薬)

    最も代表的な代替品は、やはり市場のトップブランドである「熱さまシート」でしょう。

    約8時間持続する冷却効果が特徴で、大人用、こども用はもちろん、肌が特にデリケートな赤ちゃん向けの「赤ちゃん用」や、脇の下などに貼りやすい「からだに貼る熱さまシート」など、ラインナップが非常に豊富です。

    自分の用途に合った製品を見つけやすいのが嬉しいポイントです。

    その他の冷却ジェルシート

    「熱さまシート」以外にも、様々なメーカーから冷却ジェルシートが販売されています。

    久光製薬の「デコデコクールS」や白元アースの「アイスノン 冷却シート」、紀陽除虫菊の「冷やし増す」などがあります。それぞれジェルの質感や香料、シートのサイズ感に特徴があるので、ドラッグストアなどで見比べて、自分好みのものを探してみるのも良いかもしれません。

    Q&A

    「冷えピタ」に関して、多くの人が疑問に思うであろうことや、少しマニアックだけれど気になるポイントをQ&A形式でまとめてみました。

    冷却シートって、本当に熱を下げる効果があるの?

    実は、冷却シートには解熱剤のように体全体の熱を下げる(解熱する)効果はほとんど期待できないのです。シートのジェルに含まれている水分が、体温で温められて蒸発する際に熱を奪う「気化熱」の原理を利用しています。これにより、シートを貼った部分の皮膚温度を局所的に2℃ほど下げることができる、とされています。つまり、「熱を下げる」というよりは、ひんやりとした心地よさで熱のつらさや不快感を和らげる「リラックス効果」が主な目的と言えるでしょう。本気で体温を下げたい場合は、医師の指示に従って解熱薬を服用したり、脇の下や足の付け根といった太い血管が通っている場所を、タオルで包んだ保冷剤などで冷やしたりする方が効果的です。

    赤ちゃんや子供に大人用の冷却シートを使ってもいい?

    あまりおすすめはできません。大人用の製品は、子供用に比べてメントールなどの清涼成分が多く配合されていることが多く、お子さんのデリケートな肌には刺激が強すぎる場合があります。かぶれやヒリヒリ感の原因になることもあるため、できるだけ「子供用」や「赤ちゃん用」と表示された、肌への刺激が少ない製品を選んであげるのが安心です。もし、どうしても大人用しかないという緊急時には、保護者の方がそばでしっかりとお子さんの肌の様子を見ながら、短時間だけ使用する程度に留めるのが良いと思います。特に、乳幼児の場合はシートがずれて鼻や口をふさいでしまい、窒息する事故も報告されているため、使用中は絶対に目を離さないようにしてください。

    冷却シートを貼ったまま外出するのはアリ?

    少し前までは「熱があるのに無理して外出している人」というネガティブなイメージがあったかもしれませんが、最近ではその認識も変わりつつあるようです。特に夏の暑い日には、発熱していなくても、熱中症対策として意図的に冷却シートを貼って外出する人が増えています。屋外での作業や、夏の野外ライブといった過酷な環境下で、頭にこもった熱を効率的に冷ますための知恵として活用されているのです。コロナ禍を経てマスク姿が日常になったように、冷却シートを貼ることへの社会的な抵抗感も、以前よりは薄れてきているのかもしれませんね。もちろん、TPOをわきまえる必要はあると思いますが、個人の快適さを追求する一つの方法として受け入れられ始めていると言えそうです。

    冷却シートって、ハサミで切って使ってもいいの?

    メーカーは、切らずにそのままのサイズで使うことを推奨しています。その理由は、シートを切ってしまうと、断面から中のジェルが漏れ出してしまう可能性があるからです。このジェルは粘着性があるため、一度肌や衣類、寝具などに付着すると、取り除くのが意外と大変なのです。また、冷却シートは個包装を開封した瞬間から、ジェルに含まれる水分が少しずつ蒸発し始め、冷却効果が徐々に低下していきます。そのため、半分に切って残りを後で使おうと保存しておくのも、本来の性能を発揮できなくなる可能性があり、あまりおすすめできないのです。

    うっかりやけどしちゃった!冷えピタで冷やしても大丈夫?

    いいえ、それは絶対にやめてください。冷却シートをやけどの処置に使うことはできません。やけどを負った皮膚は、非常にデリケートで損傷した状態です。そこに粘着性のあるシートを貼る行為は、さらなる刺激を与え、はがす際には皮膚を傷つけて症状を悪化させてしまう危険性があります。また、シートの成分が感染の原因になることも考えられます。やけどをしてしまった場合の正しい応急処置は、すぐに水道の流水で15分から30分ほど、痛みが和らぐまで十分に冷やすことです。その後、清潔なガーゼなどで患部を優しく保護し、速やかに皮膚科などの医療機関を受診してください。

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