タレントの堀ちえみさん。大病を乗り越え、再びステージに立つその姿は多くの人に勇気を与えています。
しかし、一部では「コンサートがガラガラなのでは?」といった声も聞かれることがあるようです。
本当にチケットは売れていないのでしょうか。
堀ちえみコンサートがガラガラ?ライブチケットが売れない?

まず結論から言うと、堀ちえみさんのコンサートが「ガラガラ」というのは事実ではありません。
実際には、完売する公演も多く、多くのファンが会場に駆けつけています。
一部で空席が目立つ公演があったとしても、全体としては盛況と言える状況なのです。
2019年にステージ4の舌がんを公表し、舌の6割以上を切除するという大手術を乗り越えた堀ちえみさん。
再び歌うことは不可能とさえ思われましたが、想像を絶するリハビリとトレーニングを経て、2023年に奇跡の復活コンサートを果たしました。
| 公演日 | 会場 | 売れ行き・動員状況 |
|---|---|---|
| 2023年2月15日 | かつしかシンフォニーヒルズ | 約1300席のチケットが完売しました。 |
| 2023年4月7日 | フェニーチェ堺 大ホール | 約1300人が来場し、盛況でした。 |
| 2024年4月20日 | 日本橋三井ホール | 大阪・東京公演ともに「間もなく完売」と本人がブログで報告しています。 |
| 2025年6月21日 | 宮城 LIVE DOME STAR DUST | 公式サイトで「残りわずか」と案内されていました。 |
| 2025年10月31日 | 大阪 JAZZ CLUB GALLON | ローソンチケットで「予定枚数終了」と表示されました。 |
復活後の主要なコンサートは完売もしくはそれに近い状況であり、多くのファンが堀ちえみさんの復帰を待ち望んでいたことがわかります。
闘病後初となった2023年のコンサートは、6年ぶりの開催ということもあり、チケットは完売するほどの人気。
2025年に予定されている全国ライブハウスツアーでも、宮城公演が「残りわずか」となっていたり、大阪公演が「予定枚数終了」となっていたりと、チケットの売れ行きは好調であると考えられます。
では、なぜ一部で「ガラガラ」という声が聞かれるのでしょうか。
ガラガラ?空席はファン層の固定化と新規ファン獲得の難しさのため?
堀ちえみさんのコンサートの主な支持層は、1980年代のアイドル時代をリアルタイムで応援していたファン、つまり現在の50代から60代が中心です。
この世代は、堀ちえみさんへの熱い思い入れと忠誠心を持っている一方で、ファン層の広がりには限界があるのも事実です。
若い世代にとって、堀ちえみさんは「かつてのアイドル」や「闘病を乗り越えたタレント」というイメージはあっても、積極的にコンサートに足を運ぶ対象にはなりにくいのかもしれません。
また、現在の告知活動は、本人の公式ブログやX(旧Twitter)、公式サイトが中心です。
インターネットを日常的に使うファンには有効ですが、必ずしもメインターゲット層全員に情報が届いているとは限らないのです。
テレビCMや新聞広告といった、かつて主流だったメディアでの大規模な宣伝は行われていないため、情報格差が生じている可能性も考えられます。
| 補足情報 | 詳細 |
|---|---|
| 主なファン層 | 1980年代からの50代~60代の男性ファンが中心です。 |
| 告知媒体 | 公式ブログ、X(旧Twitter)、公式サイト、ファンクラブなどが中心です。 |
| 新規ファンへの訴求 | 「闘病からの復活」というストーリーは感動を呼びますが、音楽的な興味に直結しにくい面もあります。 |
| 同期との関係性 | 同期のアイドル仲間との共演は限定的で、単独での活動が目立ちます。 |
公演形態の変化とファン層の期待とのミスマッチのため?
もう一つの理由として、現在の「ライブハウスツアー」という公演形態と、長年のファンが抱く期待との間に、わずかなズレが生じている可能性が考えられます。
現在の全国ツアーが、かつてのような大規模ホールではなく、キャパシティの小さいライブハウスを中心とした会場選定になっています。
2025年のツアー『Reborn』は、宮城、名古屋、広島、福岡など全国各地のライブハウスを巡る形式。
これは、より多くのファンの元へ堀ちえみさん自らが足を運ぶという、非常に意欲的な試みだと思いますが、この「ライブハウス」という環境が、一部のファンにとっては馴染みが薄い可能性があります。
アイドル時代のコンサートは、指定席のある大きなホールで行われるのが一般的でした。
ファンは座ってゆっくりと鑑賞し、親衛隊のコールと共に盛り上がるというスタイルに慣れ親しんでいます。
一方、ライブハウスはスタンディングが基本の会場も多く(今回のツアーは全席着席ですが)、アーティストとの距離が近い反面、「ごちゃごちゃしている」「閉じ込められる感じが苦手」と感じる人もいるのです。
チケット価格は8,000円ほどに設定されていますが、闘病からの復活という付加価値や、小規模会場での開催というコストを考えれば妥当な価格設定だと思われます。
しかし、地方公演の場合、これに交通費や宿泊費が加わるため、ファンにとっては決して安い出費ではありません。複数の公演に参加したい熱心なファンにとっては、経済的な負担が大きくなることも考えられます。
ガラガラは声のこと?コンサートで声がガラガラになる人も少なくない
堀ちえみさん自身やファンの「声」の状態を指して使われる文脈も考えられます。
ご存知の通り、堀ちえみさんは2019年に舌がんの手術で舌の6割以上を切除しました。
手術後、堀ちえみさんは言語聴覚士のもとで懸命なリハビリに励み、自身の名前にも含まれる「ち」「え」「み」のように、子音と母音の「い段」「え段」の音は発音が非常に難しいと語っています。
歌う際には、頭の中で舌の動きを一つひとつ考えながら発声しなければならないそうです。
コンサートでは、その努力の結晶である歌声が披露されますが、手術前と全く同じというわけにはいかない部分もあるかもしれません。
一部の音が出しづらそうに聞こえる瞬間もあるでしょう。
また、もう一つの「ガラガラ」として、熱心なファンが声援を送りすぎて、終演後には自分たちの声がガラガラになってしまう、という微笑ましい光景もあります。
「親衛隊」と呼ばれるデビュー当時からのファンは、曲に合わせて一糸乱れぬコールを送り、会場を大いに盛り上げています。
堀ちえみコンサートに対する声を調査
では、実際にコンサートに参加した人たちは、どのような感想を持っているのでしょうか。
SNSやライブレビューサイトの口コミを調査したところ、その大半が堀ちえみさんのパフォーマンスを絶賛し、感動を共有するポジティブな声でした。
調査の結果、コンサートに対する口コミは【ポジティブな声:95%、懸念・その他の声:5%】という割合になりました。
圧倒的多数のファンが、コンサートに満足していることがわかります。
舌がんという大病を乗り越え、再びステージで歌う姿そのものに感動し、勇気をもらったという声。
手術の影響で発音が難しい部分がありながらも、全力で歌い切る姿に涙したファンは少なくありません。
あるファンは「ものすごく声が出てて、会場内全体が一体感を感じられる、涙涙の感動的なライブでした!」とコメントしており、ボイストレーニングの成果が表れていて、高音域はアイドル時代よりむしろパワフルになっている、というレビューも見られました。
代表的な口コミ
向いている人
堀ちえみさんのコンサートは、単なる音楽ライブ以上の価値を持つ、特別な空間です。
以下のような方には、きっと心に響く忘れられない体験になるでしょう。
- 堀ちえみさんのアイドル時代からの長年のファン
- 人生の困難に立ち向かう人の姿から、勇気や元気をもらいたい人
- 「スチュワーデス物語」など、堀ちえみさんが出演したドラマのファン
- 80年代のアイドル歌謡曲が好きな人
- 親衛隊のコールなど、会場一体となって盛り上がるライブが好きな人
Q&A
- コンサートでは本当に歌っているのですか?口パクではないかという声も聞きますが…。
はい、もちろんご自身の声で歌われています。口パクではありません。堀ちえみさんは2019年に舌の6割以上を切除する大手術を受けました。そのため、特に「い段」や「え段」の音など、発音が難しい言葉があるのは事実です。しかし、術後から懸命なリハビリとボイストレーニングを重ね、独自の歌唱法を習得されました。そのひたむきな努力の末に響かせる歌声だからこそ、多くのファンの心を打ち、感動を呼んでいるのです。「声がすごく出ている」「高音がパワフルになった」という驚きの声も多数寄せられています。
- 親衛隊の応援は今でもありますか?少し怖いイメージがあるのですが…。
はい、今でも熱心な親衛隊の方々が活動されています。ピンクの特攻服に身を包み、当時のままのコールや合いの手で会場を盛り上げる姿は、堀ちえみさんのコンサートの名物とも言えます。コンサート前には、親衛隊の方から一般のお客さんに向けて挨拶や御礼があり、周囲に配慮しながら応援されている様子がレポートされています。初めての方も、その一体感や熱気を楽しめる雰囲気だと思いますので、心配はいらないでしょう。
- コンサートの客層や雰囲気を教えてください。一人で参加しても浮きませんか?
客層は、やはりアイドル時代からのファンである50代〜60代の男性が中心ですが、同世代の女性ファンや、親子で来場される方も見られます。雰囲気は非常にアットホームで、みんなで堀ちえみさんを応援しようという温かい空気に包まれています。実際に当日券で一人で参加し、「かえって自分のペースで楽しめた」という感想をブログに書いている方もいます。後方の席でもステージ全体が見渡せたり、親衛隊の応援を間近に感じられたりと、どの席でも楽しめる工夫がされているようです。一人での参加でも全く問題なく、温かく迎え入れてもらえる雰囲気ですよ。
- 堀ちえみさんは、松本伊代さんや早見優さんなど「花の82年組」の同期の方々と今でも交流はあるのでしょうか?
非常に良好な関係を築かれているようです。2024年10月に渋谷で行われたライブには、松本伊代さん、早見優さん、つちやかおりさん、渡辺めぐみさんといった同期の方々が応援に駆けつけ、2階席からステージを見守っていたことが報じられています。堀ちえみさんご自身もブログでその時の集合写真を公開しており、その絆の深さがうかがえます。他の同期アイドルと比べて公の場での共演は少ないかもしれませんが、プライベートでの強い繋がりは今も続いているのです。
