柔らかくて有名な「伊勢うどん」ですが賛否あるようです。
今回はそんな声について調査しました。
伊勢うどんがまずい・嫌いとの声:ふにゃふにゃでコシがない

太い麺が特徴的な伊勢うどんですが、ネット上では「まずい」、「嫌い」といった低評価な口コミが相次いでいます。
中でも特に多かったのが「ふにゃふにゃでコシがない」というものです。
伊勢うどんの「コシ」に関する口コミは以下の通りです。
伊勢うどんの大きな特徴は、うどんなのにコシがないことであり、そのぶんもっちりとふんわり柔らかい食感を楽しむことができます。
なぜ柔らかいのかというと、「お伊勢参りに訪れる旅行者に、消化のいいものを食べて疲れを癒してもらいたい」というおもてなしの想いからきているとの説があります。
日本一コシがないうどんとも言われており、麺は1時間ほど煮込み、お伊勢参りのお供として江戸時代から親しまれている名物料理なのです。
そのため、うどんのコシにこだわっている人には好まれにくく、ふにゃふにゃの食感が苦手な人には低評価となってしまったのでした。
伊勢うどんがまずい・嫌いとの声2:タレがまずい?
伊勢うどんは太くもっちりとした麺にたまり醤油をベースにしたタレを絡めて食べるのですが、ネット上には「タレがまずい」という声が多く寄せられています。
伊勢うどんの「タレ」に関する口コミは以下の通りです。
このように、多くの人が「タレがまずい」と感じており、うどんの食感は好きでもつゆの味で台無しとなっていることが分かりました。
伊勢うどんのタレは、たまり醤油をベースとした見た目は非常に濃いつゆが主流であり、塩辛いと思いきや甘味が強いのが特徴です。
そのため、初めて食べる際には衝撃的な濃い目のタレだと錯覚させ、「塩辛いのでは?」と勘違いする人が続出し、水などで薄めてしまう人もすくなくありません。
しかし、伊勢うどんのタレは想像以上にまろやかでカツオの風味が存分に味わえるものとなっているので、薄めずに麺にタレをしっかりと絡めて食べることをおすすめします。
伊勢うどんが柔らかい理由とは
伊勢うどんは太くもっちりとした麺が特徴的ですが、麺の柔らかい独特の食感は、すぐに参拝客に提供できるように常に茹で続け、必要量を釜揚げしていたため茹で時間を気にしなくてよいコシのないうどんが適していたとの説があります。
また、お伊勢参りの長旅をしてきた人に向け、消化の良い柔らかい麺にしたという説も浮上しています。
江戸期の参宮客に素早く供するために「ゆで続け→釜揚げ」で提供する営業慣行が根付いたためで、長時間ゆでても成立する“コシを要しない太麺”へ最適化されたからのようで、長旅で疲れた胃腸にやさしい配慮、たまり醤油ダレをしっかり絡ませる設計、農家由来の太麺文化が重なって現在の食感に至ったのです。
・提供スピード起点の長時間ゆで置き
江戸期、参宮者に即提供できるよう麺を常時ゆで続け、注文ごとに釜揚げする形が定着。結果として「コシが不要な柔らか太麺」が合理的となった。
・胃にやさしい“おもてなし”設計
長旅の参宮者に消化のよい柔らか麺が喜ばれ、地域の郷土食として受け継がれた。 タレ最優先の味づくり
たまり醤油とだしの濃厚タレを少量絡める様式のため、ふわもち麺がタレをよく含むよう柔らかさが機能している。
・いまも長時間ゆでが標準
店舗では40〜60分ほどゆでて仕上げる製法が続き、独特の食感が保たれている。
さらに、麺が太い理由は、もともと地元農民の食事だったため、手間を省くために太くなったとの情報も飛び交っており、三重県伊勢市内では給食や年越しも伊勢うどんとのことでした。
伊勢うどんがうまいとの声:食べ応えがある
お伊勢参りのお供として江戸時代から愛されている伊勢うどんは、「味が嫌い」、「麺にコシがない」などと低評価な口コミが目立ちますが、「食べ応えがある」という高評価な口コミも少なくありません。
伊勢うどんの「食べ応え」に関する口コミは以下の通りです。
このように、多くの人が伊勢うどんは「食べ応えがある」と感じており、食べ応えのある麺とタレの相性が抜群と感じているようでした。
伊勢うどんはお伊勢参りに訪れた旅行者に消化のいいものを食べて疲れを癒してほしいという思いから、柔らかくモチモチとした食感の麺となっています。
そのため、「コシがない」と感じてしまう人が多いのですが、コシがなくふにゃふにゃしていることで「食べ応えがある」と感じている人もいるため、「うどんにはコシが重要」という考えの人も、一度試してみて下さい。
伊勢うどんについておさらい
伊勢うどんとは、三重県伊勢市を中心に食べられるうどんであり、通常のうどんの2倍近くある太くてもっちりとした麺の食感が特徴です。
また、つゆはたまり醤油をベースとしており、見た目は非常に濃く、塩辛いと誤解されがちなのですが、甘みが強く角が一切ないまろやかでカツオなどのダシが風味豊かに感じることができます。
店によってはたれではなく、一般的なかけうどんのようなつゆで提供することもあり、数少ないですが焼うどんを提供するお店もあります。
太い面は長時間かけて柔らかく煮込んでおり、具やトッピングが少なく、薬味の刻みネギだけで食べることが多いです。

 
			






