今回は別府冷麺に対する声を調査しました。
別府冷麺がまずい?微妙との声はなぜ?

大分を代表する郷土料理として、多くの人に親しまれている別府冷麺ですが、検索結果には「まずい」、「微妙」などといったワードが出てくるようです。
調査すると、次のような声もあるようです。
麺がゴムみたい?
混んでいて忙しいからか、店員が上から目線で愛想が悪い。少し並んで冷麺と子供におにぎりを注文。
子供がおにぎりをお代わりと言うので、注文すると「今日は追加できないんです」の一言。「は?きいてないけど??」
というと、「いい忘れてましたね、追加今日は出来ないんです」と。
いやいや、先にいえよ!って話。しかもおにぎり一個やで?
このやり取りで(おいしい・・・のか?)と思いながら食べてた冷麺が、一気にまずいものになった。ゴム食べてるみたい。
味うんぬんより、店員の躾をしっかりしてもらいたい。
あった張り紙にも絶句。「一度食べだしたら早く食べ終えて出て行け」てきな文言。これもどうかと思う。(引用:じゃらんネット)
別府冷麺の面は小麦粉、そば粉、でんぷんを基本としたものであり、喉越しがよくモチモチした食感が特徴です。
韓国冷麺と比べると小麦粉の割合が多いため、「ゴムみたい」と感じる人もいるようです。
「ゴムみたい」と聞くと聞こえが悪いですが、弾力がすごいということですよね。
また、別府冷麺は店舗によって違いがあるため、お店ならではの麺、スープ、トッピングとなっています。
そのため、全ての別府冷麺がゴムのような食感ではないので、安心してくださいね。
スープが薄い?
別府冷麺は「春香苑」の店主・木村知徳さんの大叔父が、戦後満州から別府に来て焼肉店「アリラン」を開業し、満州で食べた韓国冷麺を再現したのが始まりと言われています。
当時手に入るもので作ったので、麺には小麦粉やそば粉を、スープには鰹やいりこでだしを取っていたのが「別府流」となって今に受け継がれているのだそう。
そのため、スープは濃いめの味付けではなく、少々薄めのスープとなっているのでしょう。
魚介をベースとした和風にアレンジされているので、豚骨やしょうゆなどのガツン系の味が好みの人にとっては、物足りなさを感じてしまうかもしれませんね。
しかし、別府冷麺は弾力のあるコシの強い麺と、全部飲み干せるあっさりとしたスープが魅力の郷土料理です。
お店によって味付けも異なり、その店ごとの良さがあるのも別府冷麺の魅力なので、ぜひ大分に来た際には自分好みの別府冷麺を見つけてみてくださいね。
別府冷麺の良い口コミ1:別府のご当地グルメ
戦後、旧満州から別府に伝わり、和風にアレンジされた韓国冷麺。
旧満州は国境に近いため朝鮮の食文化が広がり、韓国冷麺も食べられていました。
戦争の被害が少なかった別府には、戦後、旧満州から多くの人が引き揚げてきましたが、その中にいた料理人・木村知徳さんの大叔父が1950年頃に別府で冷麺店を始めたと言われています。
その味は日本人に合うように和風にアレンジされており、地元別府では単に冷麺と呼ばれていますが、ご当地グルメとして「別府冷麺」と全国各地で呼ばれるようになったのです。
現在(※2023年9月時点)では、専門店や焼肉店、さらには居酒屋など30店舗以上のお店で食べることができます。
コシのある麺の上にはチャーシュやキムチなどが乗せられ、鰹だしベースのスープはあっさりと飲み干す一杯です。
喉越しが強くコシの強い麺と、あっさりとした上品なスープは、食事としてはもちろん、飲んだ後のシメにも最高の冷麺です。
別府冷麺の良い口コミ2:バリエーションが豊富
別府冷麺は弾力のある麺と魚介だしをベースにしたものが一般的ですが、店舗によってバリエーションが異なるのも別府冷麺の楽しみ方の一つです。
実は、別府冷麺の種類は2種類あります。
専門店系
1つ目は、太めで弾力のある麺のいわゆる「専門店系」。
そば粉が入った黒っぽいモチモチの麺が特徴で、モチモチの麺に国産牛と昆布による透明感のあるだしを使用している店舗があります。
焼肉店系
そして、2つ目は中細でツルツル麺の「焼肉店系」です。
いずれも魚介や昆布など和風だしをベースとしたスープが多く、牛肉のチャーシューとキムチが添えられるのが本場「別府冷麺」の特徴です。
数ある専門店の中でも別府市内の焼肉店「アリラン」は、焼肉系の冷麺の老舗であり、オーダーされてから作る麺はツルツルで、魚介だしのあっさりとしたスープとキムチのハーモニーは絶品なのだとか。
別府冷麺はお店によって個性が異なるため、食べ比べを楽しむ人も少なくありません。
独自の文化を築く別府冷麺は、今後全国に幅広く展開されていくことでしょう。
別府冷麺の人気店を紹介
専門店や焼肉店など、お店ごとに独自の発想を遂げている別府冷麺は、食べ比べをして楽しむことができるのも、魅力の一つですよね。
そこで、別府冷麺の美味しいお店を3つ紹介します。
1.六盛
別府屈指の人気を誇る冷麺専門店です。
北海道釧路産の厚葉昆布と羅臼昆布を使用したスープは、さっぱりしているのに味わい深く、良い香りが口いっぱいに広がります。
脂を丁寧に取り除き、ゴクゴクと最後まで飲み干してしまうスープは、透明感が美しいと評判です。
住所:大分県別府市北浜2丁目9-1トキハ別府店 B1F
2.胡月
1970年創業の歴史ある冷麺・温麺専門店です。
2017年年末に惜しまれながらも閉店しましたが、2018年にこのお店の常連客が受け継ぎ、待望の復活を遂げました。
先代が満州で食べた冷麺を和風にアレンジしたという味を提供し続けています。
そば粉を使用したモチモチでコシのある自家製平手打ち中太麺は、和風ベースのあっさりとしたスープと相性抜群。
牛肉のチャーシューやキャベツのキムチなどのトッピングは全て手作りと、細かいところまでこだわりが感じられる一杯です。
住所:大分県別府市石垣東8-1-26
3.焼肉・冷麺 元祖アリラン
職人が目利きする九州産黒毛和牛が自慢のアリランで、焼肉に負けず劣らず人気の冷麺は、北海道産の昆布や大分県産のイリコなどを使用した風味豊かな魚介だしが特徴です。
アリランではオーダーを受けてから麺を作っており、焼肉を食べた後のシメにも最高です。
住所:大分県別府市北浜2丁目2-35
どの店舗も、全国からファンが訪れる人気店です。
店舗によってバリエーションが異なるので、個性豊かな別府冷麺を楽しんでみてください。
別府冷麺についておさらい
別府冷麺とは、大分の郷土料理であり、麺は小麦粉、そば粉、でんぷんを基本とし、スープは魚介をベースとした和風にアレンジされているのが特徴です。
別府ではじめて冷麺店がオープンしたのは昭和25年頃であり、中国東北部から引き揚げてきた料理人が開いたお店が始まりと言われています。
旧満州は朝鮮との国境が近く、朝鮮系の民族も多く朝鮮の食文化も広がっています。
そのため、韓国冷麺も食文化としてあり、その味を和風にアレンジしたものが別府冷麺です。
また、スープや麺、キムチ、チャーシューなど、店舗ごとに独自の発展を遂げている別府冷麺は、それぞれに味わい深く、食べ比べを楽しむ人も少なくありません。
別府冷麺はどんな人に向いている?
今回は別府冷麺に対する声を調査しました。
別府冷麺は、別府冷麺とは、大分の郷土料理であり、麺は小麦粉、そば粉、でんぷんを基本とし、スープは魚介をベースとした和風にアレンジされているのが特徴です。
別府冷麺が向いている人は、次の通りです。
別府冷麺の特徴である魚介のダシをベースにしたスープは、あっさりとした味わいながらも、コクと旨味がしっかりと感じられます。
そのため、夏バテ気味の人や、温泉で汗を流した後、さらには飲んだ後のシメにも最高の一杯です。
別府市内の専門店や焼肉店、さらには居酒屋などでも食べることができるので、ぜひ別府に来た際には別府冷麺を堪能してくださいね。








