ローソンのカフェインレスコーヒー(マチカフェ)が終了して驚いた人も多いのではないでしょうか。
2017年5月ごろから販売開始され、入れ立てのカフェインレスコーヒーがコンビニで飲めると人気でした。
セブンやファミマでも販売はしておらず、カフェインレスコーヒーのためにローソンに立ち寄る人も少なくなかったはず。(インスタントタイプはセブンに売っていますが。。)

(出典:LAWSON)
店舗の在庫限りって流れで2024年3月ごろには完全に店頭からなくなってしまったようです。
今回はそんな終了に至った理由を紹介します。
ローソンのカフェインレスコーヒー終了なぜ?理由がやばい?理由を考察
ローソンが一部の店舗でカフェインレスコーヒーの提供を終了した背景には、複数の要因が考えられます。
カフェインレスコーヒーを取り巻く市場の動向やローソンの戦略的な判断が絡んでいるようです。
理由1:カフェインレスの需要低下のため

(出典:LAWSON)
日本におけるカフェインレスコーヒーの需要は、特定の層に限られていると言われています。
妊婦さんやカフェインに敏感な方々にとっては非常に有用な飲み物ですが、全体のコーヒー愛好者にとってはまだ「ニッチ」な存在なのかもしれません。
健康志向が高まる中でも、カフェインを求める消費者の方が圧倒的に多い状況が続いていますね。
カフェインレスコーヒーは特定のシーンでは便利ですが、一般的なコーヒーほど日常的に求められているわけではないのです。
消費者がコンビニで手軽に「目を覚ます」ために選ぶのは、やはり普通のカフェイン入りコーヒーであることが多いのではないでしょうか。
また、カフェインレスコーヒーの特性上、どうしても製造コストが通常のコーヒーよりも高くなりがちです。
通常品よりも数十円高い印象です。

(出典:LAWSON)
このため、コストパフォーマンスが合わず、店舗側も積極的に取り扱うメリットが減少していると考えられます。
余談ですがカフェインレスコーヒーのメリット・デメリットを以下にまとめます。
カフェインレスコーヒーのメリット
カフェインレスコーヒーのデメリット
理由2:商品の入れ替えのため
ローソンだけではないですがコンビニは特に新商品の導入やトレンドに対応した商品を常に展開しています。
これにより、需要が減少した商品や、売上が期待されにくい商品は、随時入れ替えが行われることがあります。
カフェインレスコーヒーもその一環でラインナップから外れることになった可能性が高いです。
季節限定の商品や、新たな市場をターゲットにした商品が次々と導入される中で、カフェインレスは一部の人にしか購入されない商品として、優先順位が低かったのかもしれません。
特に、ローソンは「MACHI Café」ブランドで多様な飲料を提供しており、カフェラテや季節限定の特別なフレーバーが人気を集めています。
これに対して、カフェインレス商品の需要がそこまで伸びなかったことが影響している可能性があります。
ローソンのカフェインレスコーヒーについておさらい
ローソンで提供されていたカフェインレスコーヒーは、ブラックコーヒーやカフェラテ、アイスコーヒーなど多様なラインナップがありました。
2017年5月ごろ販売開始し、2024年1、2月ごろには店舗から徐々になくなっていったようです。
販売されていたのは以下の4つです。
- カフェインレスコーヒー
- カフェインレスアイスコーヒー
- カフェインレスカフェラテ
- カフェインレスアイスカフェラテ
コロンビア産のアラビカ豆を100%使用し、化学物質を使用しないウォータープロセス方式により、カフェインを97%以上カット。
通常のコーヒーに負けないコクと香り、軽やかな口当たりが特長で飲みやすいと評判でした。
「MACHI Café」のこだわりとして、生乳100%のミルクを使用したラテが特に人気で、カフェインレスでもしっかりとした風味を楽しむことができました。
しかし、全国すべてのローソン店舗で提供されていたわけではなく病院や駅ナカなどコーヒーマシンが置けない店舗では取り扱っていませんでした。
セブン・ファミマにもほぼ置いていない!入れ立てのデカフェ(カフェインレスコーヒー)が飲めるお店は?
2024年時点でローソン以外のコンビニ(セブンイレブンやファミリーマート)では「淹れたてのカフェインレスコーヒー」を飲めません。
店舗によってはインスタントタイプの商品を販売していますが、淹れたてを飲みたいですよね。
他の選択肢として、カフェチェーンの利用がおすすめです。
どんなお店で取り扱っているのかチェックね!
スターバックス

(出典:スターバックス)
スターバックスでは、ほとんどのエスプレッソベースのドリンクをカフェインレスで提供することが可能です。
カフェインレスのスターバックス ラテやアメリカーノを注文することができ、通常のコーヒーと遜色ない味わいが特徴です。
2024年時点だと+55円で頼めるようですね。
スターバックスは、豆の品質に徹底的にこだわっているため、デカフェであっても本来のコーヒーの風味をしっかりと楽しむことができます。
日本でもカフェインレスコーヒーを定番メニューとして提供しており、時間帯やライフスタイルに合わせて選ぶことができます。
店舗にもよりますが、以下のような商品をカフェインレスに変更できます。
- ドリップコーヒー
- カフェミスト
- コーヒープレス
- トリプルエスプレッソカフェ
- スターバックスラテ
- ソイラテ
- アーモンドミルクラテ
- オーツミルクラテ
- カプチーノ
- カフェモカ
- ホワイトモカ
- キャラメルマキアート
- カフェアメリカーノ
- エスプレッソ
- エスプレッソコンパナ
- エスプレッソマキアート
- ムースフォームラテ
- エスプレッソアフォガートプラペチーノ
- キャラメルプラペチーノ
- 抹茶クリームフラペチーノ
- バニラクリームプラペチーノ
タリーズ

(出典:タリーズ)
タリーズもまた、デカフェに力を入れています。
2024年時点だとTallサイズのドリップコーヒー(ホット・アイス)は485円(税込)です。
特に、タリーズのデカフェは、豆の選定や焙煎にこだわりがあり、豊かな味わいを損なわないことが特徴です。
タリーズでは、ドリップコーヒー以外にもエスプレッソベースのメニューをカフェインレスで楽しむことができるので、普段飲んでいるメニューをそのまま置き換えられる安心感があります。
店舗にもよりますが、以下のような商品をカフェインレスに変更できます。
- ドリップコーヒー
- カフェラテ
- モカマキアート
- ハニーミルクラテ
- ソイラテ
- カプチーノ
- カフェ アメリカーノ
- キャラメルラテ with ソルティーキャラメルソース
- エスプレッソ
- エスプレッソマキアート
- エスプレッソコンパナ
- フラットホワイト
- ミルキーフラットホワイト
- エスプレッソシェイク
- エスプレッソを使っている季節商品
ドトール
ドトールでは、カフェインレスのコーヒーも提供されていますが、認知度や品揃えの面で他のカフェチェーンほどの広がりはありません。
それでも、手軽に立ち寄れるドトールでカフェインレスが飲めるのは、日常的にコーヒーを楽しみたい人にとっては魅力的です。
カフェインの摂取を控えたい時でも、ほっと一息つけるのは嬉しいですよね。
店舗にもよりますが、以下のような商品をカフェインレスに変更できます。
- カフェインレス コーヒー
- カフェインレス アイスコーヒー
- カフェインレス カフェ・ラテ
- カフェインレス アイスカフェ・ラテ
- カフェインレス 豆乳ラテ
- カフェインレス アイス豆乳ラテ
- カフェインレス アイスハニーカフェ・オレ
他の店舗と違ってドトールの全店でデカフェ対応はできないようです。
事前にこちらの公式HPから対応店舗を調べると良いですよ。
ちなみにドトール カフェモカが終了したようですね。
まとめ
ローソンのカフェインレスコーヒー終了には、需要の低迷や商品の入れ替えといった要因が大きく影響していた可能性があります。
しかし、ローソン以外にもカフェインレスコーヒーを提供するお店は存在しており、スターバックスやタリーズなどではカフェインレスの品質も高く評価されています。
これからもカフェインレスを楽しみたい方は、こうしたカフェチェーンを利用するのが良い選択ではないでしょうか。