岡山観光ですがつまらないとの声があがっています。
今回はそんな声や楽しいスポットについて調査しました。
岡山観光がつまらないと言われる理由って?
withコロナが浸透しているなかで、観光業も以前より活気を取り戻してきています。
どの県も観光地を整備したり、PRの戦術を考えたりと観光客を獲得するために努力をしています。
そんな中注目したのが、晴れの国『岡山県』。
観光地がいくつかありますが、がっかりしたという意見が見られました。
この後、独自アンケートの結果もお伝えしますが、調査する限りごく一部の方が岡山を「つまらない」と感じる理由は次のいずれかに当てはまると言えるでしょう。
①期待外れだったため
日本三名園の一つである岡山後楽園や、白壁の町並みが美しい倉敷美観地区は、岡山観光の代表格です。
しかし、写真やガイドブックで抱いた期待に対し、実際に訪れると「思ったより狭い」「30分程度で見終わってしまう」といった規模感への不満や、期待したほどの感動が得られないという意見も。
岡山後楽園は江戸時代初期に岡山藩主・池田綱政によって造営された広大な回遊式庭園で、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンでも三ツ星評価を得ていますが、一部の訪問者からは「こんな庭園ならどこにでもある」といった厳しい評価も聞かれます。
倉敷美観地区についても、「美観地域も狭く、実際に行ったら拍子抜けする」という声があります。
②定番以外の魅力が少ないため
岡山城、後楽園、倉敷美観地区といった定番の観光名所以外に、「見どころがない」「何もない」「行くところがない」と感じる人が少なくありません。
SNS上では「岡山市の魅力が分からなくなってきた。定番観光名所以外に何か見どころってないのか?と考えても、岡山駅在来線ホームしか思い当たらない。楽しめる場所と聞かれたら、イオンモール岡山しか答えられない」といった声も。
若者向けの洗練されたスポットや、夜間に楽しめる場所が少ない印象を持つ方もいます。
③岡山城がひどかった?ため
岡山のシンボルの一つである岡山城は、黒い外観から「烏城(うじょう)」とも呼ばれ、岡山市のランドマークとなっています。
しかし、第二次世界大戦で天守閣が焼失し、1966年(昭和41年)に鉄筋コンクリートで再建されたため(現在の天守閣は令和の大改修を経て2022年リニューアルオープン)、一部の観光客からは「情緒感ゼロ」「ハリボテ城」といった厳しい評価や、石垣についても「しょぼすぎ」と評されることがあります。
④倉敷美観地区の商業化にがっかりしたため
倉敷美観地区は、江戸時代の情緒を感じさせる建物や、和風の喫茶店、アートギャラリーなどが揃う人気の観光スポット。
しかし、その人気故に観光地化が進み、土産物店や飲食店ばかりが目立つようになった結果、「どこも同じようなお土産物屋さんばかりですぐに飽きてしまう」「歴史的な雰囲気が薄れている」といった、独自性や本来の風情の喪失を指摘する声も。
昔ながらの蔵や屋敷の外装を残した古風な街並みが、飲食店やお土産屋、おしゃれなスイーツ店などに利用されることに対し、肯定的な評価がある一方で、商業化によって本来の魅力が損なわれたと感じる人もいるのです。
⑤子連れにはつまらない?ため
歴史的建造物や美術館などの「見る」観光が中心で、子供連れやアクティブな体験を求める層にとっては、参加・体験型のコンテンツが少ないと感じられてしまうことも。
岡山観光WEBでは、フルーツ狩り(もも、ぶどう、いちご等)、陶芸・モノ作り、伝統文化体験、酒蔵・工場見学、観光船・乗り物といった体験カテゴリが紹介されていますが、これらの情報が十分に浸透していないか、あるいは体験内容が期待と合致しない可能性があります。
吉備津神社では鳴釜神事が有名ですが、よりアクティブな体験を求める層には物足りないかもしれません。
⑥広範囲に分散する観光地とアクセスが悪いため
魅力的な観光スポットが岡山市内だけでなく、倉敷市、備前市、高梁市、新見市、瀬戸内海の島々など、県内の広範囲に点在。
移動に時間がかかり、限られた時間で効率的に観光しようとすると移動ばかりで疲れてしまうことがあります。
車がない場合、公共交通機関の利便性に課題を感じる声もあり、「車がないと観光地へ行きづらい」との指摘も聞かれます。
岡山市内には路面電車が運行しており、岡山城や後楽園へのアクセスは比較的良好ですが、その他の地域や島嶼部へのアクセスは時間を要します。
⑦グルメや特産品の印象が薄いため
「特産品がよく分からない」という意見や、岡山ラーメンや高級フルーツ(白桃、マスカット・オブ・アレキサンドリア、桃太郎ぶどうなど)などが期待したほどではなかった、あるいは高価で気軽に味わえないと感じる人もおり、食の魅力が十分に伝わっていない、あるいは期待に応えられていない可能性も。
岡山には、ばら寿司、ままかり、津山ホルモンうどん、デミカツ丼、カキオコ(牡蠣のお好み焼き)、ひるぜん焼そば、黄ニラといった多様なご当地グルメが存在しますが、これらの認知度や訴求力が他の観光地に比べて弱い印象を持つ人も意外と多いのです。
岡山観光はつまらない?実際に行ったところ正直、可もなく不可もなくでした…
岡山を訪れて観光をした際の感想を率直に言うと、「可もなく不可もなく」という印象を受けました。
岡山には「後楽園」や「岡山城」といった有名な観光スポットがありますが、全体として見ると、特に際立った魅力や興奮を感じることは少なかったように感じます。
普段から旅行をよく行く人ほどそう感じると思います。
まず訪れたのは後楽園です。
後楽園は日本三名園の一つであり、広大な敷地内には美しい庭園が広がっています。
確かに手入れの行き届いた庭園は素晴らしいものでしたが、庭園自体がそれほど目新しいものではなく、他の名園と比べても大きな違いが感じられませんでした。
旅行の少し前に金沢市の兼六園に行っていたので、比較してしまったこともあるかもしれません。
ゆっくりと散策しながら、自然の美しさを堪能するには良い場所ですが、特別感動するかと言われると、、難しい印象でした。
次に訪れたのは、岡山城です。岡山城は「烏城」とも呼ばれ、その黒い外観が印象的です。
しかし、城内に入ると、展示物はそれほど多くなく、歴史的な背景を学ぶには少し物足りなさを感じました。
城の天守からの眺めは良かったですが、他の城と比べると特に際立つものはありませんでした。
また、倉敷美観地区にも足を運びました。
ここは江戸時代の町並みが残されており、観光客には人気のエリアです。
美しい景観と伝統的な建物は魅力的で、ゆったりとした時間を過ごすことができました。
一方で「きびだんご」や「ままかり」といった岡山ならではの食べ物を楽しむことができ、これは一つの大きな魅力だと感じました。
岡山名物の白桃は絶品で、これは一度は味わってみる価値があります。
他には吉備津神社も訪れました。
ここは桃太郎伝説にゆかりのある場所で、歴史好きには興味深いスポットです。
立派な建築と静かな雰囲気は素晴らしかったですが、一般的な観光地としてのインパクトは弱く、歴史ファン以外には普通の神社といった印象でした。
岡山観光は特に大きな不満があるわけではなく、穏やかな時間を過ごすことができましたが、突出した魅力が少ないため、観光の醍醐味を求める人には少し物足りないかもしれません。
ただし、のんびりとした旅を楽しみたい人にとっては、岡山の静けさや美しさが心地よく、リラックスできる時間を過ごすには最適な場所だと言えるでしょう。
岡山観光は本当につまらない?満足度調査
利用者50人にアンケートを取り、満足度や感想を調査しました。
結果はこちらです。
かなり多くの方が満足されていることがわかりますね。

- 調査対象者:岡山観光した経験がある方
- 調査人数:51名
- 調査元:Webアンケート
満足度ごとにそれぞれ感想を一例ですが紹介します。
非常に満足
満足
普通
やや不満
最後がやや不満との口コミで少し後味が悪いかもしれませんが、不満に感じた方はかなり少ないです。
ここからは、ネットやSNSの口コミ情報を参考におすすめのスポットを3つご紹介します。
岡山観光のおすすめスポット1:岡山城(鳥城)
2022年11月3日に令和の大改修を終えリニューアルオープンしたお城です。
珍しい不等辺五角形をした三層六階建ての天守閣は威厳ある佇まいで、黒い下見板張りの外観から、別名「鳥城」と呼ばれています。
夏、秋には岡山城天守閣とその周辺がライトアップされるそうです。
このように、最近リニューアルされ、岡山駅周辺の観光地として注目されているようです。
岡山観光のおすすめスポット2:岡山後楽園
岡山城から徒歩5分ほどのところにある、日本三名園の一つです。
岡山藩2代目藩主が自らの憩いの場として築いたとされています。
1952年には、歴史的文化遺産として「特別名勝」に指定され、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンでは三ツ星の評価を得ています。
四季を通じて様々な行事が催されているほか、期間限定で昼間とは趣をかえて園内をライトアップする夜間特別開園「幻想庭園」も楽しむことができます。
無料で利用できるボランティアガイドも観光客に人気で以下のような声も。
このように、季節や時間帯によって庭園の変化を楽しめる、魅力的な観光地といえます。
岡山観光のおすすめスポット3:倉敷美観地区
白壁の蔵屋敷や、なまこ壁、柳並木の風景、情緒豊かな町並みが楽しめます。
伝統的な建物が作り出す町並みや、倉敷川沿いのレトロモダンな風景が、世界中の人を魅了しています。
夜間にはライトアップもされ、昼間とはまた違う美しい風景が楽しめます。
このように、昼間は風情のある街並み散策をしながら、岡山県名物も楽しめて、夜はライトアップが楽しめるようです。
街の真ん中を川が通っており、船での観光もできるそうなので、歩いて散策を経験した人でも、違う観光方法があり何度でも楽しめそうな観光地です。
岡山観光はどんな人に向いている?
ここまでの情報を踏まえて、岡山観光には観光地に季節や変化を感じたい人に向いていると思います。
確かに、岡山県内の観光地が少ないかと思われますが、その観光地一つ一つに対して、季節ごとの風景や行事が違います。
日本は季節のある美しい国です。その季節の変化を最大限に使い、岡山県は観光地をアピールしていると思います。
また、今回ご紹介した観光地は期間限定ではありますが、どこも夜のライトアップが実施されています。
昼と夜との風景や雰囲気に変化を付けることで、より観光地は魅力的になります。
観光地が駅周辺に集中し、すぐに周れてしまうと思われがちですが、一日に二度昼と夜に楽しめて、さらには一年に四回の四季に合わせて風景や行事を楽しめるということは、何度も訪れたい観光地となりうる可能性を秘めているのではないでしょうか。








