『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』のリメイク作品『ポケットモンスター シャイニングパール』

オリジナル版を忠実に再現しつつ新要素も加わり楽しめる作品ですが、一部で安売りされているようです。
今回はそんなポケットモンスター シャイニングパールの口コミを調査しました。
シャイニングパールが安い理由は不人気だから

(出典:メルカリ)
ポケモンのダイパリメイクがゲオのサマーセールで100円らしいんですがやっぱり駄作だったんですか?
(出典:Yahoo!知恵袋)
本作はこれまでのポケモンシリーズに比べて現在はかなり安価な値段で取引されています。
ゲオのセールで100円で売られていたこともあるようですね。
主要なポケモンSwitch作品の中古価格比較(一例)
| 作品名 | 発売時期 | 中古価格帯(参考) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| シャイニングパール | 2021年11月 | 1,600円~2,600円 | 価格下落が顕著 |
| ソード・シールド | 2019年11月 | 3,900円前後 | 高値を維持 |
| レジェンズ アルセウス | 2022年1月 | 2,900円前後 | BDSPよりは高値だが落ち着いている |
| Let’s Go![ ピカチュウ/イーブイ | 2018年11月 | 2,700円前後[9]](9) | 安定した価格帯 |
大人気のポケモンシリーズのリメイク作品ともなるとなぜこんな現象が起きているのか不思議ですが、その内容を見ていきましょう。
グラフィックの劣化?
実はシャイニングパールは、発表と同時に炎上しています。
その理由はグラフィックの劣化が見受けられたからです。
ファンにとって、新製品のPV公開時に最も印象に残るのはグラフィックです。
そのグラフィックがリメイク作品として期待を大きく裏切ったことが炎上の主な理由でした。
問題のグラフィックの品質低下は、「ダイヤモンド・パール」リメイクと比較するのではなく、先に出た「ポケットモンスターソード・シールド」との比較で顕著でした。
リメイク作品はこれまで、その時の最新のグラフィック基準で作られていました。
リメイクの魅力は、更新されたグラフィックで昔のゲームを再体験することにあります。
ですが、シンオウ地方や古いポケモンを「ソード・シールド」並みの高品質グラフィックで期待していたファンにとって、ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパールの品質は受け入れがたいものだったようです。
キャラが二頭身になった
発売発表前までのファンは、リアルで緻密なグラフィックを期待していましたが、修正されたドット絵のような質感や二頭身の主人公とキャラクターの登場は違和感を感じさせたようです。
バトルシーンではキャラクターが通常の等身で表現されているものの、「ソード・シールド」と比較すると質が低いと感じられたようです。
二頭身キャラクターには表情の変化が乏しく、また会話シーンでの目線のずれが違和感を生んでいるとの指摘がありました。
シャイニングパールが安価である理由まとめ
徹底的に調査すると以下のような部分が安さに関わっていそうです。
| 要因 | 詳細内容 | ユーザー評価・影響 |
|---|---|---|
| グラフィックとキャラクターデザイン | 『剣盾』のような等身大グラフィックではなく、原作を再現した二頭身キャラクターを採用。これが「手抜き」「時代遅れ」と批判された。 | 「求めていたリメイクと違う」という失望感が広がり、購入意欲の減退や否定的な口コミにつながった。 |
| 「リメイク」の定義 | 新要素が少なく、原作に忠実すぎる内容は「リマスター」に近いと評価された。『プラチナ』要素の欠如も不満点。 | ストーリークリア後のやり込み要素が少ないと感じさせ、長期的なプレイ価値が低いと見なされた。 |
| ランクマッチの不在 | オンライン対戦のメインストリームであるランクマッチが実装されず、対戦環境は『剣盾』に据え置かれた。 | 対戦勢からの需要を獲得できず、ストーリークリア後に売却する動機を強めた。 |
| 追加要素の魅力不足 | 「地下大洞窟」の拡張や「ハマナスパーク」などの新要素はあったが、ゲーム全体の評価を覆すほどのインパクトはなかった。 | 既存ファンを惹きつける強力なフックが弱く、リピートプレイの動機付けに欠けた。 |
| 外部委託開発 | シリーズで初めて開発がゲームフリークからILCAに外部委託されたことへの不安感。 | 品質への懸念が当初からあり、バグ多発時に「やはり」という印象を強めた。 |
| 発売初期のバグ多発 | ポケモンやアイテムの増殖、進行不能など、深刻なバグが多数報告され、作品の信頼性が大きく損なわれた。 | 「バグだらけスペシャル」と揶揄され、ゲームメディアやユーザーレビューで酷評される原因となった。 |
| 需要と供給の不均衡 | 待望のリメイク作として初期出荷数が多かったが、プレイヤーの早期離脱により中古市場に在庫が溢れた。 | 供給過多により中古価格が暴落。新品価格もそれに引きずられる形で下落した。 |
| 競合作品の存在 | 発売後すぐに、同じシンオウ地方を舞台にした意欲作『Pokémon LEGENDS アルセウス』が発表・発売された。 | より革新的なゲーム体験を提供する『アルセウス』にファンの関心が移り、BDSPの相対的な価値が低下した。 |
シャイニングパールの悪い口コミ
本作にはゲームに関わる部分にも批評が集まっているようで、ネットでは意見が飛び交っています。
その一部をご紹介します。
バグが多い
ダイパリメイクのリリース後、多くの人が話題にしているのはバグの問題です。
新作のゲームにはバグがあることは珍しくありませんが、今回の作品は通常よりも多いように感じられ、多くのユーザーがそれを指摘しています。
そのバグの量と修正の遅さに多くの批判が集中していますが、一方、バグの状況をユーモアで楽しむ人もいます。
木の実を植えると天気が変わるバグや、キャラクターが他の物体を通り抜けるバグなど、さまざまなバグ情報がSNSで共有されています。
ゲームが止まる、ブルースクリーンになるなどのトラブルも報告されています。
ただ、再起動すると保存していない進行が失われる可能性があるため、こまめにセーブするよう心がけると良いでしょう。
特に、きのみを植える際にはブルースクリーンが起こりやすいので、注意が必要です。
シャイニングパールの良い口コミ
本作を純粋に楽しむことができたプレイヤーも居るようで、批判が飛び交う中、好意的な意見を発信している人も見受けられます。
オリジナルでは生息していない伝説ポケモンに出会うことができる
リメイクだからこそ出会えるポケモンも居るようで、リメイクをわざわざ手に取ったメリットをここで感じているようです。
特に、”ハマナスパーク”という殿堂入り後に行けるようになるフィールドで、オリジナルでは出会えなかった伝説ポケモンを捕まえることができます。
新要素「地下大洞窟」
本作では、地下通路が「地下大洞窟」としてリニューアルされ、その中に”ポケモンの隠れ家”という場所が数多く点在しています。
ジムバッジを取得するたびに新しいポケモンが登場し、殿堂入り後にはシンオウ地方の外のポケモンも現れるので、探索の誘惑に駆られます。
ストーリーの進行に応じてポケモンのレベルも上昇し、経験値の収集に最適です。
オリジナルの化石採掘やひみつきちもアップデートされ、地下大洞窟だけで数多くのアクティビティが楽しめます。
地下限定の技マシンや、化石採掘で見つかるアイテムをやまおとこと交換することも可能です。
そもそもシャイニングパール(ポケモン)とは
『ポケットモンスター シャイニングパール』は、『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』のリメイク作品です。
オリジナルはニンテンドーDS用ソフトでしたが、Nintendo Switch用にアレンジされています。
ストーリーはオリジナル版を忠実に再現し、フィールドのグラフィックも当時のドット絵をそのまま3DCGに起こしたような見た目となっています。
シャイニングパールはどんな人に向いている?
ポケモンシリーズファンにとってはもちろん、初めてポケモンに触れるけど何からやったら良いかわからないという方には値段的にも入りやすいかもしれません。
本作に対する賛否はあれど、ポケモンとしての面白さはしっかり健在なので、1番のゲーム性である「収集」と「育成」を楽しみたい方にはうってつけです。
とはいえ、本シリーズはさらなる新作もどんどん出てきますので、思い切って最新作を手に取る方がトレンドを追うことができます。
十分な下調べをしてから購入することをおすすめします。








